1974年06月08日
妙高山東面
北地獄谷右沢
単独
 
高田 6:30 妙高山南峰 11:30-13:00
燕温泉 7:30-8:00 鎖場 13:10
温泉小屋 8:40 出合 13:30
出合 9:20 燕温泉 14:30
中間点 10:20 高田 15:30
妙高山北峰 11:00    
 
19740608 妙高山東面 ルート図
この地図は、記録をもとに後日作成したものです。
 
 関山演習場にワラビ採りに行く母と鉄工所さんを乗せて出発。6:00発の予定だったが、遅れてしまった。
 車の空いた国道8号を走り、関山で2人を下ろし、赤倉温泉より燕温泉へ。すぐ下まで車を乗りつけ、タイヤに石をかって出発。
 何人かの登山者が行く。温泉小屋で一休み。水を補給。称明滝でキジ。
 地獄谷に出ると雪の上を渡ってきた冷たい風が吹きつける。前方を2名が登って行く。ゆっくりと追い抜き、ずっと沢を詰める。途中胸突八丁に入る雪渓がある。
 突き当たりは3本の沢が集まっている。左が鎖場下へ。中央はすぐ滝を登り、南峰へ。右がめざす北峰への沢だ。この出合で一休み。
 右俣は、入るとすぐ大きな滝がある。これを左側から巻いて上がる。ガラガラだ。落石注意。雪渓は幅20〜30m位、平均斜度40°位か。所々、凍っている。はじめはゆるいがだんだん急になる。鎖場とほぼ同じ位の高度の所で休む。右手に北峰の岸壁が見える。取付はこのあたりか。たいして大きくはない。
 しばらくすると雪渓は終わり、岩場になる。草付きと泥とガレ。大きな岩が積み重なった感じなので、登りやすい。石垣を登っているようだ。次第に樹木が多くなり始める。ダケカンバの大木が枝を張り巡らしている。
 高度が上がるに従い、樹相はナナカマドやミヤマハンノキに変わる。樹高も低くなる。
 大きな岩をつたって左手に折れて進むと北峰の頂上だ。昼食。
 長助に降りようかと思ったが、南峰から下ることにした。南峰のどこから降りようかと思案。直接降りるか、鎖場から降りるか。結局、「直接」は、今まで登ったこともないので、「鎖場」から降りることにした。
 薄暗い沢をグリセード。右上の方から声が聞こえる。天狗堂か光善寺池だろう。出合が見えるころ、下から2人上がってくる。一人は歳より、もう一人は若い。アイゼンを着けている。「道が違う」旨を話したが、「ここまで来たので」と登って行った。
 地獄谷の下で、左手の沢に入り、ウドを採った。たくさんある。多少伸び切っているが。称明滝の上の少し崩れた所にも多い。ザック一杯になったので、やめて下山。
 燕温泉の共同浴場はまだやっていない。
 関山に寄ったが、まだいないので、そのまま帰ってきた。
 
こぶし山の会機関誌「こぶし」第5号の記事
 
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