1974年12月08日
戸隠山
雪氷訓練
8人
 
高田(中病) 6:20 五十間長屋 14:10-14:25
奥社入口 9:15-9:30 奥社 14:50-15:00
奥社 10:10-10:20 奥社入口 15:45-15:55
五十間長屋 11:20-11:35 中社 16:00-16:35
天狗の路地 12:20-12:40 高田(中病) 19:00
鎖場下 12:55-13:35    
 
 上空を覆う−50℃の寒気団と、弱い西高東低の気圧配置で、昨日来雪とみぞれが降っている。
 朝、街は白く薄化粧していた。まだ暗い人影の無い雪道に、黒い二本の跡を残して車を走らせる。
 集合場所には、小林、田中両氏と、清水、大島両氏の車があった。しばらくして小倉氏を除く8名が集まってきた。
 6時もかなり回ったので、中央病院の駐車場に車を置いて出発。雪は県境に近づくにつれ多くなり、二本木の除雪ステーションではスノータイヤのチェックをしている。朝早いためか、道路は圧雪で覆われている。
 県境を越え、信濃町を過ぎる頃、雪はなくなる。バードラインを通り、中社から奥社入口へ。ここの駐車場には、既に何台かの乗用車が雪の中にあった。20人ぐらい入山しているようだ。
 おかげでトレースがはっきりしており、楽々と奥社でたどり着いた。と言いたいがそうではなかった。なんと素晴らしいスピードのため、ダウン寸前でついた。
 もうここは冬の山だ。杉並木や雑木が新雪を綿帽子のように被り美しい。多少とも日が差せばもっと良いのだが。あいにくの曇り空。
 五十間長屋までの登りはトレースが2本付いている。これはラッセルの訓練跡に違いない。
 百間長屋を通り抜けてしばらく行くと、目の前に20人ほどの人影が現れた。そのトップは盛んにラッセルしている。しばらくは後ろで待機。
 そこを一気に通り過ぎると、天狗の露地前の鎖。もう12時を回っている。今日はこのぶんだと頂上までは行けそうもない。1時まで先へ進むことにし、登攀開始。GDMがザイルワークの訓練をやっている。その横を通り抜け先へ行くが、詰まっていてなかなかいかない。やっと蟻の塔の下の鎖場まで来たら<もう13時を回ってしまった>今日はここまでで引き返すことにする。
 下りは2ヶ所だけザイルを使用。あとは軽快に下山。
 中社で戸隠そばを食べ、夕焼けの美しい東信濃の山々を眺めながら車を走らせ、7時少し前に高田に着いた。ちょうど良い訓練だったと思う。
 
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