妙高山

1992年6月28日

池田壮彦 木村 杉本敏宏

6/28
燕温泉 4:55 鎖場 8:35- 8:45
香嵐荘 5:35- 5:45 妙高山頂 9:15-10:45
川原 6:15 天狗堂 13:15-13:30
胸突八丁入口 6:30- 6:45 燕温泉 14:45-16:00
天狗堂 7:25- 7:40 高田

6/28

 90年に天山へ行った同年の3人で、妙高山に登って帰りに竹の子がりをしようということで計画したが、メンバーの1人田上氏が仕事の関係で参加できず、池田氏の会の木村氏を交えての3人の山行となった。

 前夜、燕温泉のホテル花文に泊まり、旧交をあたためる。少しアルコールが入りすぎたために、4時出発が、約1時間遅れての出発となった。夜半の雨も上がり、青空が広がってきた。露天風呂の脇を通り、スキー場をつっきる。上のスキー場の中にまで自動車が止めてある。山菜とりのモラルの低さを物語っている。香嵐荘までの水平道は、何カ所か崩れていたのを修復してある。右の急斜面への転落防止のためか、黒と黄のトラロープが延々と張られている。香嵐荘手前の残雪は、わずかだが残っていた。

 香嵐荘前でひと休みし、いよいよ登りにかかる。赤倉への引湯管を修理したのだろう、道がよくなっている。光明滝、称妙滝の2連の滝が水しぶきをあげている。光明滝の右岸を通り、滝の落ち口から下をながめる。ここからしばらく急登が続く。右に左に何度か曲がり、ちょうど称妙滝の上の北地獄谷にでる。このあたりの笹やぶにもう人の動きがある。

 沢を渡り、左岸を進むとスコップなどがおいてある。泉源のメンテナンスのためだろう。旧道が右から合流し、少し広くなった川原にでる。前方の沢は、まだ雪で覆われている。再度、沢を右岸に渡る。少し行くと登山道は、残雪の中に消えている。その残雪の上を通って胸突八丁入口につく。ここは、残雪が多いと通り過ぎてしまいそうなところで、対岸に「ムナツキ入口」とペンキで白く書かれている。赤いビニールテープで先に行かないようにしてある。

 小休止の後、いよいよ胸突八丁の登り。稜線まで一気に上がる。下部では、そこここに残雪が道をふさいでいたが、上部では、ツツジの花が咲き終わりそうになっていた。急登が終わって右折すると、すぐに天狗堂につく。ちょうど大谷ヒュッテの方から登ってきた2人の人と出会う。天狗堂の回りの笹やぶに入ってみるが、竹の子はまだ早いようだ。2人の話によれば、2週間前にきたときには、まだ雪があったとのこと。今年は、雪消えが相当遅いようだ。

 深くえぐられた登山道をそれでも左右の笹やぶに目を配りながら登っていく。それでも雪消えの早かったところには、竹の子が芽を出している。光善寺池には、サンショウウオの卵がいっぱい浮かんでいた。この付近は、まだ雪が消えたばかりのようだ。

 昨夜、そんなに飲んだつもりはないが、3人ともさえない。風穴をのぞく。涼しい風が吹き出している。火山のなせるワザだろうが、不思議だ。道が右に折れて、トラバースが始まる。シロバナヘビイチゴが咲き出している。すぐに鎖場。ここで休む。トイレ休憩していた池田氏が追いついてくる。北地獄谷を見おろすと、まだびっしり雪がついているのがわかる。雪消えが遅い。

 岩壁につけられたステップを登る。柔らかい安山岩はだんだん削れているようだ。左に回って、直上してくる岩稜と合流する。写真撮る人有。右折。チシマザクラが満開。頂上直下の岩稜帯に入る。イワヒゲは、まだつぼみ。

 頂上にでる。さっそくビールで乾杯し、食事。将軍地蔵の横の大岩が崩れている。雷か。陽が当たり始め、暖かくなってきてので、昼寝する。


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