谷川岳

2001年10月7日
遊歩会 56名

高田 5:50 オキノ耳 12:50〜13:35
ロープウェイ乗り場 9:30 熊穴沢の頭避難小屋 14:55〜15:10
天神平 9:40〜9:50 天神平 15:50〜16:45
熊穴沢の頭避難小屋 10:35〜10:45 土合口 17:00〜17:10
肩の小屋 12:00 高田 21:00
トマノ耳 12:30    

谷川岳登山の写真

 今年の遊歩会の登山に参加するのは、はじめてだ。
 バスで参加者を拾っているうちに太陽が昇ってきた。
 土合口のロープウェイ乗り場には、予定よりも30分ほど遅れて着いた。すでにたいへんな人だ。
 10分ほどの乗車で天神平に着く。ここも人・人・人。行く手の登山道も人の波。連休のど真ん中、予想していたことではあるが。
 樹林の中の道は、木道が敷かれていて歩きにくい。落ち葉と泥でツルツルになっている。もう降りてくる人がいて、滑って転んだりしている。この木道は本当に必要なのだろうか。
 熊穴沢の頭には立派な避難小屋がある。ここはまた「いわお新道」との三叉路にもなっている。
 ここからの登りは、各所に岩が露出していて、そこに鎖が張られていたりする。ワアワア、キャアキャアいいながら登る。ナナカマドはまばらな実しかつけていない。葉は赤くなれず、茶色の枯れ葉をつけている。早すぎた降雪が起こした現象か。ミズナラなどもしかり。
 降りてくる人とのすれ違いに時間を費やす。狭い登山道と岩場が障害になっている。這って上がる人、尻をついて降りる人、それぞれだが、安全のためにはまっすぐに立って登るのが一番だろう。途中から3人リタイアしたという。
 肩の小屋も立派な小屋になっていた。どこもかしこも人だらけ。
 トマノ耳も人でいっぱいで立すいの余地なし。オキノ耳まで行って昼食とする。少しはすいている。
 ここで全員写真を撮り、下山開始。
 もう、登ってくる人は少なく、人待ちの苦労はなくなった。順調に避難小屋に着く。リタイア組が「先に下りる」の置き手紙を残していた。
 この下の木道は、やはり危険がいっぱいだ。何人も滑って転倒する。幸い怪我はなかったが。湿地などはもちろん木道が効果的だが、何ともないところまで大金をかけて、それも輸入材を使ってまで作る必要はないのではないか。
 天神平は人で埋まっていた。「1時間に1200人ほどのペースで運行していますが、1時間はかかります」というアナウンスがあった。乗車するまで実際にそれ位かかった。全体に1時間ほど予定よりも遅れている上に、ここでまた1時間遅れてしまった。
 バスに乗り込み、さあ温泉へ。しかし残念。予定していた谷川温泉の町営温泉への道は、大渋滞。結局入浴はあきらめてそのままバスを走らせることにした。
 こんなにも谷川岳に人が来るというのは、何なのだろうと思った。