立山縦走の記

2003年8月15日〜17日

立山の植物と山々

15日 16日 17日
高田 19:40 立山駅 6:20 剱御前小舎 6:50
立山駅 21:20 室堂 7:20-7:40 川原 7:25-7:30
    一の越 8:20-8:30 室堂 8:10-8:40
    雄山 9:15-9:30 立山駅 9:50-10:10
    大汝山 9:50 高田 14:30
    富士折立 10:05-10:25    
    真砂岳 11:00-11:10    
    別山 11:55-12:10    
    剱御前小舎 12:30    

 8月15〜18日に夏休みを取って、立山から剱岳に登る計画で出かけた。

 15日は暗くなってから家を出て、立山駅近くの無料駐車場に車を入れ、車中で就寝。霧が深く、先行きが心配された。

 16日。昨夜空いていた駐車場も朝には満杯。朝から青空が広がり、快適な登山が約束されたようだった。10分おきに出るケーブルの3便に乗り、美女平からバスに揺られ、室堂へ。
 「今日は剱御前小舎まで」と初めから決めていたので、好天の中、室堂から立山を縦走して、剱御前小舎へ向かうことにした。
 室堂の人影はまばら。整備がされすぎた感じがする。ヨツバシオガマの群落が歩道脇を紅く染めている。
 一の越まではまだ所々に残雪がある。雪消えが例年よりも遅いのだろうか。一の越から見ると後立の峰々には雲がかかっていて、それが黒部の谷へ垂れ下がっている。あれが押し寄せてくると天気は崩れるだろう。それにしても雲の動きが逆じゃないか?
 雄山。眼下に濃緑色の黒四ダムが見える。ここからはぐんと人が少なくなる。大汝(だいなんじ)には、非難小屋がある。素通りする。トウヤクリンドウがそこここに群落をつくり、濃紫色のイワギキョウが今を盛りとしている。
 富士の折立からは急な下りになる。イワツメクサが塊になって咲いている。鞍部から、真砂岳へは緩い稜線歩きになる。前方の剱岳が時折沸きあがってくる雲にかき消されてしまう。手前の源次郎尾根と奥の八つ峰がこの山を特徴付けている。「もうあの岩を攀じることもないだろうな」などと妙に感慨深くなる。
 別山に登れば今日の行程は終わりだ。
 剱御前小舎には、早く着きすぎたので、ゆっくりと昼寝を楽しむ。明日剱岳に登る予定だが、雲行きが怪しくなり、夜半から雨。二日ほど降り続くという天気予報に、剱岳は断念して帰ることにする。
 天候の変化が、天気予報よりも半日から一日位早く動いているようだ。


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