南葉山 2005年5月21日 遊歩会有志 南葉山での写真 |
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前々から「残雪の南葉山へ行きたい」という声があり、「それじゃあ」ということだったが、「妙高市の選挙が終わってから」とお預けにしていた。その約束を果たす山行だった。呼びかけに11人が参加した。みな「残雪の南葉山」は初めての経験である。 |
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キャンプ場から小川を渡り、旧道(今は通る人もなく荒れ果てている)と合流するとすぐに4合目だが、その標柱は残雪に隠されているのか見当たらなかった。雪が消えたところはカタクリの花盛りだ。 |
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「木落とし」の急坂にさしかかると、脇には、テングスミレが得意げに鼻高々と咲き、ショウジョウバカマやスミレサイシンなども盛りだ。めずらしく白花のスミレサイシンが一輪咲いていた。 |
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6合目の水場で給水する。田植えが終わった高田平野の田んぼの向こうに、米山と尾神岳が座り、信越県境の関田山脈へと連なる大展望に感嘆の声があがる。 |
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いよいよ残雪の上ばかりを歩くことになる。新しい足跡が一つ、それと所々に赤布があり、夏道沿いの木に赤丸もついているので、それを頼りに進む。それでも判らないところがあり、ブッシュをかき分けさせられた。 |
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展望台で休んでいる間に、遅れてきた二人が追いついてきた。 |
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頂上に続く緩やかな斜面にはいると、残雪が多くなる。まだ1m前後あるのだろうか。下から見ているととてもそんなに残っているようには見えないのだが。ブナの木を見て気がついたのだが、5mほどから上は新緑に変わっているが、その下はまだ茶色で芽が膨らんだばかりという状況で、その境界線がはっきりしているのだ。今年の雪の消え方をあらわしているのだろう。 |
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山頂の手前の一旦下るところから、妙高と火打の展望がすばらしい。残雪の頃にしか見れないのだが。 |
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山頂はまだ、2m近い残雪に覆われていた。頂上の標柱が20pほど頭を出しているだけで、石の祠はすっぽりと埋まっている。この時期、山頂からも妙高や火打、焼山の雄大なパノラマが楽しめる。そして少し南に籠町の方に下れば、そこは大展望台になっているのだ。この山頂に石を積み上げて展望台を造ろうと石運びをはじめた市長がいたが、場所を選べばそんなものを造らなくても良いのだ。 |
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一日中、青空が広がり、快適な登山が楽しめた。 |
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南葉山登山計画書 |