「娘たちが帰ってきたら、沼の原湿原へ行こう」と計画していた。 |
斑尾高原へ行くにはいくつかのルートがあるが、今回はR292から入ることにした。湿原の入口は車でいっぱいだった。さすが大型連休というか、ミズバショウの最盛期というか。仕方なく、駐車場ではなく路肩に停める。 |
秋に来たときには、ススキの原だったが、それが雪で倒され広々とした原っぱが広がっていた。枕木の廃材を利用した木道が敷設されている。黄色いリュウキンカの花の先端が少しづつ白くなっているが、これは花が終わりになってきたため。「ここのミズバショウ、花が小さいね」とは、娘たちの言。確かにイモリ池のそれよりも小さいのだ。笹ヶ峰の奥のものからすれば、イモリ池のものだって小さいのだから、そんな大型に慣れていると「小さいね」となるのだ。
「水芭蕉の花が咲いている」で有名な尾瀬も、ミズバショウの時期は、花の種類が少ない。ここも例外ではない。もう少したつと、カキツバタやトキソウなどの花も咲く。「しょっちゅう来なくちゃだめだね」ということ。 |
途中の大地で持参したものを広げて昼食。 |
木道はそこからさらに続く。ネコノメソウ、ハクサンイチゲ、ユキツバキ、タムシバ、テングスミレ、スミレサイシン、それに何種類かの桜の花が見られる。一回りするのに結構時間がかかった。 |
いったん観光協会の建物に戻り、くつろぐ。そして希望湖(のぞみこ)へも行ってみようということに、農業用水の貯水池である。陽が西に傾き、風が冷たくなる。 |
帰路は妙高高原へと下る。途中から、「一度通って見たかったんだ」ということで、野尻湖へと足を伸ばす。
中心街の東はずれに出る。そこから野尻湖を一周する。野尻湖も立が鼻付近へは行くことがあっても、東岸や南東岸へは、めったに行かない、周遊道路とはいっても、湖から離れて高台を通ったり、起伏に富んでいる。湖越しに妙高山を望まれる所もあってなかなか良い。学者村などは、良い雰囲気の別荘地?だ。 |
カーラジオで、「高速は渋滞」といっていたので、国道18号で帰ることに。それも途中で「渋滞」しかかるので、妙高のトマトから裏道を行く。こちらの道は娘たちも初めてで、いつもと違う妙高山に感嘆していた。
曇り空ではあったが、快適なハイキングだった。 |