みなさん結構朝が早いんですね。つられて私も起きて外に出てた。昨日は雲の中だった明神岳と奥穂高岳が雲を従えて見えていた。「展望台の方がいいよ」というので、行って見た。少し角度が違っただけで、見え方が違う。
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朝食をいただき、弁当をもらい、管理人の見送りを受けて出発。
峠からの下りは、樹林の中のジグザグ道で始まる。そして残雪の詰まった沢筋になる。ピッケルがあればグリセードだが、今日は棒一本も持っていないので、立ったまま滑り降りる。火打の十二曲だとブッシュが多く避けるのに苦労するが、ここはその心配がないのでいい。GPSが位置を確定できないで苦労している。
かなり下って登山道に戻る。オオバキスミレが斜面を埋めていた。こちらは通常のエンレイソウ。そしてニリンソウが増えてくる。頚城の山々のものと比べると小柄だ。そんな中にコミヤマカタバミも見える。沢にかかる橋(左岸から右岸に)で後続が来るのを待つ。トップは快調に歩いている。沢筋の岩かげにネコノメソウがある。黒い地面、薄暗い沢なので、黄色が映える。
ニリンソウがどんどん増えてくる。斜面一面の群落。量的には「すごい」の一言。青い花をつけたミヤマムラサキが可憐だ。路傍にラショウモンカズラやツバメオモトが出てくる。
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そして徳本峠入口。河原氏が待っていた。「早く着いたのでこちらに来た」という。ここで慰霊碑に向かう組と分かれる。われわれは岳沢にいく予定だったが、Sルンゼを見に行くことになった。
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明神橋を渡り梓川の右岸に行く。
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