再び南葉山へ行ってきました。妻の友人や遊歩会の会員等に声を掛けたのですが、最終的には妻と遊歩会会員とで行ってきました。
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2週間が過ぎ、高田の街からは「南葉山も雪が消えてずいぶん黒くなったね」という状況ですが、実際にいってみると木々の下にはまだ大量の残雪があるという状態でした。雪が多かったということもありますが、気温が上がらず消えないようです。
そんなことで、登山道は5合目辺りまで、カタクリがまだまだ盛り。そんな中に、テングスミレ(ナガハシスミレ)、スミレサイシン、シロバナスミレサイシン(これは私の勝手な命名)、エンレイソウ、キクザキイチゲなどが混ざって、「春たけなわ」です。目を上に向けると、タムシバが真っ白な花を開き、山桜のピンク、ユキツバキの紅が色を添えています。時々ギフチョウが飛んできます。
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6合目の水場から高田平野を見ると、もうすっかり田植えが行われています。前線が近づいているのが幸いしてか、米山や関田山脈などがくっきりとしています。ここから登山道も雪に覆われ始めます。展望台から上は完全に雪の世界。その雪の上に出たブナの梢はどれも緑の芽をいっぱいに広げていますし、雪に押しつぶされたマルバマンサクは黄色の細い花を無数につけています。残雪の上に蹄の跡が南から北へと続いています。カモシカでしょうか。
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頂上直前の林の切れ間から、頚城三山(妙高山、火打山、焼山)が、これもくっきりと姿をあらわしました。この時期毎年のように登っていますが、例年は春霞でぼやけていて、こんなにはっきりと見えるのはめったにないことです。
山頂の鳥居の柱が折れている。それを支えていた鉄の棒も曲がっている。雪の力は本当に大きいですね。山頂の祠がある所は数十cmですが、雪庇になっていた所はまだ1m以上あります。まだ9時半、「こびり」です。とどまっていると涼しい。
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下山は快適。水場で小休止です。ここから下は、この山特有の滑り易い場所です。慎重に下ります。キャンプ場に着くと、横浜から来たという夫婦がいました。「こんな近くでシラネアオイが見れるんですね」と感激した面持ち。昨日は赤倉に泊まったともいう。
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登り2時間半下り2時間を予定していたのですが、登り2時間下り1時間半で、午前中にもどってきました。「朝飯前」ならぬ「昼飯前」の登山でした。
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