毎年この時期に行く南葉山。行ってきました。
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天気予報は、新潟は曇時々雨、長野は晴時々曇。上越の天気は「長野圏」ですから。その予報が当たりましたね。早朝アスファルトが濡れていて厚い雲に覆われていましたが、徐々に青空が広がり、太陽も顔を出すというように。
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家を出たのは7時15分。途中でおにぎり等を買って、南葉高原キャンプ場から登り始めたのは8時頃でした。他に車無し。今年は雪が多いですね。キャンプ場は真っ白です。例年の通り、キャンプ場に続く尾根を登ります。新しい足跡が登ったものと下ったものと二筋残っていました。登っていく跡は最初「熊か?」と思ったのですが、アイゼンを使って登った跡のようで、ホッとしましたね。小鳥が盛んに木々の間を飛びまわり、梢でさえずっています。あとは風の音だけ。この広い雪原にたった一人。
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頂上稜線のブナに赤ペンキで新たに印がつけられています。ちょうど目の高さ。「雪が消えるとかなり高い所になるんだろうな」と思う。低いブナは梢がブッシュのように雪から出ている。今日の妙高山は雲の中。それでも「跳ね馬」だけは見える。
9時半頃頂上着。頂上の鳥居はどこにも見えない。風の仕業だろうが、あの頂上広場は見当たらない。西からの強風で南北に連なる雪の尾根が形作られている。大きな雪洞をつくれそうだ。太陽が雲に隠れると風が冷たい。腹ごしらえして下る。10時少し前。
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ペンキの赤丸と来た時の足跡に導かれて戻る。あえぎあえぎ登った尾根の右側の谷を一気に滑り降りる。途中で尾根を登っていく男女がいた。いつもよりも下まで雪が着いているものだから、ついつい下り過ぎてしまった。左に大きくトラバースして行くと、尾根道に戻れた。
バンガローのあたりから人声がする。この時期にもうお客か。雪面に蹄の跡がある。行く時にはなかったものだ。猪のようだ。
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駐車場まで来る(10時40分)と、何人か作業をしている。「こんにちは」と声を掛ける。「管理棟でお茶飲んできない」という声に甘えて、管理棟へいってお茶をご馳走になる。
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11時30分。帰途に着く。
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