妻の友人と遊歩会の何人かに声をかけ、南葉山へ行ってきました。私にとっては今年3回目の南葉山です。
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前回8日から見るとすごい勢いで雪が解けましたね。残雪が多くて近づけなかった水場も、もうほとんど雪が残っていませんでした。展望台へ直登したあの雪もブナ林の中に所々残っているだけでした。
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でも頂上稜線にはまだまだ豊富な残雪がありました。「街から見ているとなにもないみたいなのにね」ということです。
頂上は、祠の回りだけが雪が解け、芝生が出ていて、乾いていました。そこにシートを広げ、ゆったりと流れる時間を楽しみました。回りは未だ1〜2mの残雪です。風は頭上を通り過ぎ、陽が当たってほんとに心地よいひと時でしたね。男性が一人登って来ましたが、そのまま降りていきました。
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十分春の山を満喫して、下山。しばらくは緩やかな下りです。ブナの新緑が本当にすばらしい。残雪の中に所々突き出たブッシュをかき分け、右に左に快調に足を運びます。斜面が少し急になろうというとき、男性が一人上がってきました。「どこかで見たことがあるな」と思いつつ、「おはよう」と声をかけると、「アッ、杉本さん。大橋です」との返事。高田高校生物部の後輩でした。「退職したので、時々山に来ていますよ」と言っていました。かつて生物部で蝶や花をもとめて野山を駆け回ったことが身体に染み付いているのですね。
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残雪がなくなると、登山道は流れる水で滑りやすくなっています。「こんなに流れていたっけ」と。陽が当たって雪が解けて流れているのです。ギフチョウがあちこちから飛び出してきます。最近の暖かさで羽化したのでしょうか。それが陽射しに誘われて出てきたようです。そのうちの一頭が小枝に停まりポーズをとってくれました。
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キャンプ場について、ロッヂでトコロテンを食べましたが、そのうまかったこと。乾いたのどにツルッと冷たいトコロテンが流れ込んでいきました。
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