2011年08月27日
大毛無山
大毛無山に登ってきました
 
単独
 
大毛無山での写真
 
自宅 6:51 10:35-10:45
舗装林道終点 7:33-7:46 休み場の清水 11:23-11:30
よもしろうの滝 8:15 大毛無山 11:43-11:52
折り返し 8:40 12:30-12:46
舗装林道終点 9:40-9:45 ゆらり館 13:08
西野谷 10:00    
 
20110827 大毛無山 ルート図
 
 27日午後から泊まりがけで、日本共産党上越地区委員会の学習会が、妙高市のゆらり館でありました。そこで27日の午前中に、西野谷の奥にある「よもしろう滝」を見に行き、その後、大毛無山に登ってきました。

 
 よもしろうの滝は、立派な滝です。この時期でも水量が多く、堂々としています。
 この辺り一帯、岩盤がしっかりしているようです。林道は途中までしか舗装されておらず、その先の未舗装の道路は、泥岩や砂岩に混じって安山岩が見られます。測量に来ていた人の話では、「今年中に300mほど舗装する」ということでした。滝の先がどうなっているのかと歩いてみましたが、延々と未舗装の道が続いているだけでした。

 
 大毛無山に登ろうとしたのは、まだ30代だったでしょうか。こぶし山の会の鈴木元康氏と冬の登頂をめざして挑戦しました。要山から稜線に出たところで雪洞を掘ってビバークしたのは覚えているのですが、登頂したかどうかの記憶はあいまいです。
 大毛無山の頂上をめざしたのはそれ以来だと思います。峠の広場に車を止め、往復してきました。行きに一人の男性と出会っただけで、曇り空の山は他には誰もいませんでした。

 
 ARAIリゾートの中を通る林道を車を走らせます。このスキー場は、元ソニー社長の盛田氏の息子が開発したものですが、数年前に行き詰まり、今は運営していません。広大な山野にゴンドラやリフトの鉄骨・配線がそのまま残され、建物もそのままです。この林道だけが唯一有用な置き土産でしょうか。
 かつての登山道=要山から善棚の横を通って登ってくるのですが、これはもう廃道に近い感じです。この登山道との交点に大きな駐車場がありますが、現在の登山口はさらに奥の峠です。その峠の手前で、よもしろうの滝から続く未舗装の林道に合流します。地図上では未舗装林道の方が大きく書かれています。
 峠からその先は通行止めです。看板には「歩行もダメ」と書かれていました。山が崩れているようです。この先は、オーム心理教に殺害された坂本弁護士の遺体が埋められていた場所へと続いています。

 
 「掘割登山口」の入口は、1.5mほどの深さの掘割に、10cmにも満たない角材3本が渡されている「橋」です。草付きの斜面をトラバースするといきなりの急登です。息を切らせて登っていくと、上から男性が一人降りて来ました。「頂上は雲で何も見えなかった」と残念そうにいっていました。伐採した木々を使って土留めがされていて、それなりに整備されています。リンドウが一輪。イワカガミの大きな葉やツバメオモトの青や黒の実がたくさんあります。春に花を見に来たいと思いました。
 上がり切ると水平道です。急登と水平道を繰り返して行くと、突然目の前にリフトの降車場が現れます。1297mピークの直下にあり、下界からも良く見えます。これもスキー場閉鎖の残骸です。
 いったん少し下ってから登り返すと「休み場の清水」があります。リフト小屋へはここから水を引いていたようで、黒いパイプがここまでつながっていました。ザックからコップを取り出して飲んでみました。冷たくおいしい水でした。ちょっと甘味を感じました。
 もう頂上は目の前です。右の方から回り込んで頂上に出ます。頂上は4畳半程度の狭いところでした。キアゲハが2頭、忙しそうに飛び回っていました。本来、妙高山から火打山、焼山が間近に見えるはずなのですが、先ほどの男性が言っていた通り、今日は雲で何も見えません。
 時間が気になりだしたので、少し急いで戻ることにしました。そして登山口で腹ごしらえしてから、車を走らせました。

 
 ゆらり館に戻って、風呂で汗を流し、学習会に参加しました。

 
2011年の記録