2012年04月29日
今年の初登山も南葉山
単独
 
南葉山での写真
 
自宅 5:50 稜線 9:48
南葉高原キャンプ場 6:20-6:47 南葉高原キャンプ場 10:10-10:42
稜線 8:14-8:25 自宅 11:27
南葉山山頂 9:02-9:32    
 
20120429 南葉山 ルート図
 
 毎年「初登山は南葉山」と決めている。今年の初登山も南葉山だった。市議選があり、この間登山やハイキングに行く余裕がなかったからでもある。

 
 南葉高原キャンプ場までは、除雪されていたが、道路脇には残雪が多い。今冬の豪雪を物語っているようだ。ロッジの入り口はまだ板で塞がれている。トイレも使えない。
 
 雲一つない晴天である。暑くなりそうだ。ゆっくりと準備をして出発。キャンプ場もまだ真っ白な雪に覆われていた。いつものようにこの時期は、キャンプ場から直登する。わずかな距離だけ雪が消えていて、地面が出ている。そんな所にカタクリとツボスミレが咲いていた。明神沢への分岐を過ぎる辺りから、雪上に出る。作業道は大部分雪に覆われていて、通れない。
 
 頂上までずっと雪の原が続く。3〜4mもあるのだろうか。ブナの頭だけしか見えていない。おかげでブッシュをかき分ける必要がない。妙高山、火打山、焼山が青空にそびえている。そんな光景を写真に撮っていると、後ろから追いついてくる人がいた。今日はじめて会う人だ。
 頂上は吹き付けられた雪が大きく盛り上がっていて、小山のようになっている。昨年あった凹地は今年はできていない。風の仕業か、雪が多すぎたためか。今年は2時間15分もかかってしまった。昨年は1時間40分だったから、かなりゆっくりだ。寄る年波か。
 頂上では、追いついてきた人と歓談する。西城町3丁目の人らしい。そして一足先に下りる。
 
 登りで休んだ凹地で、手袋をつけ、ピッケルを出す。そして一気に沢筋を下る。グリセードをするが今年はあまり滑らない。沢はずっと雪で埋まっているが、登り返さないで良いように、適当なところで左に上がる。うまい具合に「遊歩道」の看板の近くだった。
 
 キャンプ場手前の小高い雪の上に立った時だ。鷲の仲間の鳥が上空を優雅に旋回していた。下から見上げると、羽根の真ん中辺りに白い斑紋があるように見えた。風に乗ってスーーーッと飛び去っていった。
 
 ロッジ前の駐車場で片づけをしていると、3台の車が上がってきた。聞くと、熊撃ちの人たちだ。車の中から勢いよく猟犬が飛び出してきて、うれしそうに飛び回っていた。今年はまだ一頭も仕留めてないといっていた。そういえば、昨年も一昨年も尾根筋を横切る足跡があったが、今年はなかった。これも豪雪の影響だろうか。「カモシカかイノシシの足跡があった」というと「たぶんカモシカだろう」といっていた。見て見たいものだ。
 
 まだ昼までたっぷりと時間があるので、あちこち写真を撮りながらゆっくりと帰る。

 
 
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