妻と友人たちを誘って7人で南葉山へ行ってきた。私にとっては今年3度目の南葉山である。
4月29日と比べると残雪はどんどん少なくなっているが、それでもまだ例年の連休時くらいはある。そんな残雪の中でもブナは新緑に包まれていた。好天に恵まれた一日だった。
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キャンプ場までは、フジが花盛りだった。「山が荒れてるとフジが元気いいんだよね」ということらしい。見た目の美しさと裏腹なのだ。朴の木の大きな花も目立つようになってきている。タニウツギのピンクも鮮やかだ。
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キャンプ場にはすでに数台の車が駐車していた。この時期になると登る人も増えてくるようだ。夏道の木落とし坂コースに沿って登る。まだ雪が消えたばかりで、木々がアーチのようになっていたり、行く手を遮っていたりだ。カタクリが咲き始めたばかりというところ。
ちょっと大きな残雪がある。夏道をショートカット。4合目から6合目までは、緑が濃くなっている。6合目の水場で休憩。
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水場から上はもうずっと残雪の世界。数cmの太さの枝がたくさん折れて落ちている。これも今年の豪雪によるものだろう。そんな林の中をカラスアゲハが飛び去って行ったり、数頭のギフチョウが乱舞していた。去年はカタクリにとまるギフチョウを見れたが、今年は無理だ。
見晴台で休憩。頸城平野の田んぼは田植えが進んで、一面水が張られていた。米山あたりは少し霞んで見えた。
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頂上稜線は広い雪原。まだ確実に1m以上はある。どこを歩いても大丈夫だ。単独行の人が追い抜いていった。
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頂上は、分厚い雪に覆われていて、祠も標柱もどこにあるのかさえ分からない。残雪の一番高いと思われるところに陣取って、まだ早いが昼食とする。「コビリだね」。何人かが三々五々上がってきては、おりていった。初夏の温かい陽を浴びて約1時間。のんびりした時間を過ごす。
下り、9合目辺りで数人のパーティに出会う。見晴台から水場までが、足を取られて滑ってしまったり、たいへんだった。
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キャンプ場の駐車場には、「松本」ナンバーの車が増えていた。
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