遊歩会の今年二回目の企画で、赤城山へ行ってきた。参加者は、41名であった。
赤城山といっても「赤城山」という山はなく黒檜山(くろびさん)、駒ヶ岳などの総称である。つつじの仲間がすばらしいということである。
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昨日関東甲信地方が梅雨入りしたという。その影響だろうか、新潟県内はずっと雨だった。「トンネルを抜けると・・・」というのは関東から越後に向かったときの話だが、逆もまた真なりで、県境の関越トンネルを抜けると青空が広がっていた。
赤城ICから赤城高原までは、まちなかを抜けるとつづら折れの道で高度を稼ぎながら登っていく。所々道路が波打っているところがあるが、これはスピードを出させないようにするためだという。
大沼はその名の通り大きな沼だ。北側に赤城神社がある。それを過ぎ、黒檜山登山口へ行く。ここにはバスを停められるような駐車場はなく、路肩の広くなったところで下車した。
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いきなりの急登である。昨夜雨が降ったためか、ぬかるみがある。少し登ると「猫石」というのがあった。その近辺から大沼を見下ろせるところがある。赤城神社は、小さな島のような半島にあることがよくわかる。
ピンクというか薄い赤紫色というか、トウゴクミツバツツジが枝いっぱいに花をつけている。見事な咲っぷりである。さらに登っていくと、今度は真っ白なシロヤシオがでてきた。結構登っていく人も降りてくる人も多い。最近、子連れや若い人たちが多くなったように思う。
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駒ヶ岳からの道との分岐にでると、頂上はもう目の前だ。ほぼ予定通りに着いてゆっくりと昼食にする。休んでいると突然、雨がパラパラと降ってきた。「通り雨だよ。すぐ止むよ。」案の定すぐ止んでくれた。記念撮影して出発。
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分岐から先は、階段状の急な下りだ。よく見ると、二つのツツジのほかは、オオカメノキの白い花が目立つ程度。下草も、マイヅルソウの葉は見えるが、花は一つも咲いていない。植物的には貧相な山なのかなと思った。
大ダルミというのは信濃黒姫にもあるが、まさに大きくたるんだ状態のところだ。草原が広がるが、樹木は皆立ち枯れている。シカの食害だろうか。
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駒ヶ岳へ登り返していく。ズミの木があるが、花はまだ咲いていない。
駒ヶ岳の狭い頂上には、全員収容できない。詰めて休む。ここからの下りは、鋼鉄製の階段だ。どうやって上げたんだろう。狭くすれ違いもできないほどである。
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