午前中、雲が広がったのでいったんは取りやめた南葉山登山だったが、昼近くになると再び青空が広がってきたので、やっぱり行くことにする。
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キャンプ場の駐車場には車が一台もなかった。やはり時期外れなのだ。それでも奥の広場の駐車場には一台だけ停まっていた。先行者がいるということは、心強い。
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五合目辺りからわずかだが雪が残っている。たくさんの落ち葉が道を埋めていて、元々滑りやすい道がいっそう滑りやすくなっている。六合目の水場の下の沢も少し白くなっていた。喉を潤す。下で人声がした。
ここから七合目の見晴らし台までが、一番嫌らしかった。ツルツルの道に落ち葉が積もり、その上に数cmの雪が積もっているので、滑るだけではなく、道の状況が分からないのだ。見晴らし台からは、遠く白くなった魚沼の山々までみえた。
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傾斜は緩くなったが、今度は雪が溶けて水溜まりができていたりする。先行者の足跡に混じって動物の足跡がいくつもあった。雪の上を行き交っていたのだろう。
頂上近くは20cm近くの積雪だった。男性が一人登ってきた。午前に途中まで来て雨に降られ、午後に出直してきたのだそうだ。「今日しか晴れないので休暇を取った」ともいっていた。
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先行者の足跡が残る明神コースを下ることにする。急な落ち葉の降り積もった道に手こずる。ふくらはぎが痙攣を起こしそうになる。
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秋に一度やってみたいと思っていた、明神峠の手前から緩そうな斜面を降りてみることにする。草はもう倒されていて「藪こぎ」をするほどでもない。落ち葉が厚く積もった湿地に遭遇。小さな沢音がして登山道に出た。すぐに頂上で別れた人が下りてきた。
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コースとしては、明神コースの方が長い。後半多少のアップダウンがあるトラバースが長いからだ。東側の斜面だから午後になると陽があたらなくなる。暑くもなく寒くもなくだ。
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約3時間の行程だった。今年納めの山行になるかな?
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