昨晩(11日)は、満点の星空で厳しい冷え込みだった。今日の晴天を確信し、以前から行ってみたいと思っていたシャルマン火打の上にある放山(はなれやま)に登ることにした。
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朝から絶好の晴天になった。シャルマン火打のゴンドラ乗り場では「今年再考の晴天です」と言われた。まさにそんな青空の広がりだ。切符売り場で「放山へ行きます」というと、「登山届けを書いてください」というので、書き込んだ。「下りの切符は」と聞くと、「そのまま係員に話して、乗ってください」という。往復で500円ということである。ゴンドラから見たスキー場は、そんなに急ではないなと思われた。
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ゴンドラの山頂駅近くには、スノーシューを持った外国人がいた。ここの積雪計は5mを示していた。小雪とはいえ、すごい雪である。初めてスノーシューなるものを着けて歩いてみる。雪が軽く感じる。4人の外国人が先行してくれたので、後についていく。硬い雪の上にサラサラの雪が20cmほど積もっていて、下手すると全体がズズーーーッと滑る。たいした時間も歩いていないのに外国人たちが休んでしまったので、先に行くことにする。スキーの跡の上をスノーシューが歩いているようだ。右手に権現岳と鉾ヶ岳が、左手にはピラミダルな不動山と容雅山が聳えている。この角度から見るのは初めてだが、圧倒される。急ぐ旅ではないので、ゆっくりと進む。稜線に出ると、火打山と焼山が覆いかぶさるような迫力で迫ってくる。北面の複雑な地形が手に取るようだ。
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中央「火打山」、右「焼山」。焼山手前のブッシュは「空沢山」から火打山へ続く稜線
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放山は、緩やかな丸い頂上である。火打山に続く稜線には大きな雪庇が発達しているのが見える。昼食を終えてしばらくしてから外国人4人が到着した。「白馬から来た」という。リーダーらしき男性は「アラスカ」、若い男性は「オーストリア」、女性は「東京に住んでいる」という。もう一人の東洋系の男性は、聞き逃してしまった。
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この晴天だから、「戻るのはもったいない」と思い、稜線を先まで行ってみることにした。緩やかな起伏が続く。ふと、先の丸い雪の頭に人影が見える。双方で近づく。スキーで「笹倉温泉から上がってきた」という、富山県の男性4人組だった。なるほど右手の斜面に登ってきた跡がある。
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しばらく行って、稜線の雪庇が大きくなってきたところで、引き返す。放山の頂上は、思わぬ混雑になった。富山組は、この近辺をいろいろ歩き回っているようで、話は参考になった。
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下りは、部分的に凍っているところで緊張を強いられたが、快適だった。山頂駅に付属するログハウスに入り、コーヒーを飲む。ゴンドラの係員に「下りですが、いいですか」というと、「どうぞ」と快く乗せてくれた。下山届けをして帰路に着く。
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最高の天気に恵まれた登山だった。
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