2014年02月12日
黒姫山(姫見分)
(ひめみわけ=2000m)
単独
 
黒姫山での写真はありません
 
自宅 6:15 姫見分 12:32-12:43
大橋登山口 7:10-7:30 青年達 13:04-13:20
大ダルミ分岐 9:00-9:04 大ダルミ分岐 13:55
新道分岐 9:15 大橋登山口 14:44-15:12
姫見分 11:42-12:20 自宅 16:15
稜線 12:15    
 
20140212 黒姫山 ルート図
 
 天気予報が「晴れ」だったので、信濃黒姫山へ行ってきました。今年、初めての登山です。夕方から予定があるのと、身体がなまっているので、「12時までに登れる所まで」と決めて、出かけました。結果的には、頂上までは辿り着けず、外輪山の稜線に出た所=姫見分まで登って来ました。

 
 朝、高田でも−2℃という寒さ。放射冷却でしょうか。柏原から戸隠に向かって行くとどんどん気温が下がっていきます。登山口の大橋では、天気予報に反して雲が全天を覆っていて、−12℃でした。しかし、その割には寒く感じませんでした。
 すでに大橋の駐車場には、大きなキャンピングカーをはじめ数台の車が駐車していました。その内の2台から出てきた人が、準備中でした。登りはこの3人(男2女1)とずっと一緒することになりました。

 
 大ダルミへの分岐までは、ほとんど平らで、あたかも舗装道路のような道が、まっすぐに伸びています。前日が休日でしたので、入山者が多かったのでしょう。つぼ足で、ほとんど埋まりません。楽しげに動き回った動物の足跡を楽しみながら、ゆっくりと進みました。分岐でのんびりしていると、3人組が追いついてきました。
 分岐から直進すると、大ダルミから外輪山の内側へ回り込むことができます。立派な踏跡が着いていました。

 
 外輪山へは右折していきます。スノーシューをつけて出発です。こちらの踏跡も立派です。スキーかボードで降りたところを登っていきます。良く見ると、アイゼンで登っている足跡があります。「こんな雪のところでアイゼンつけるなんて・・・」と思いながら、「まあ、人は人・・・」と。
 少しづつ傾斜がきつくなっていきます。が、そんなに急傾斜というわけではありません。程よい登りといったら良いでしょう。陽が射していないので、暑くもなく、寒くもなく。

 
 地図で見ると、ほぼ同心円状の等高線が、ここだけ飛び出たようになっていて、小さな尾根になっています。ここを夏道が登っているのですが、それを忠実にトレースしています。カラマツからダケカンバやブナに変わり、少し開けてきました。スキーヤーが一人下っていきました。アイゼンで登っていた人のようです。この辺りから、雲が上がり始め、青空が広がってきました。すぐ右手に飯綱山が見え、振り返ると戸隠、高妻・乙妻が、その間に北アルプスまで見えてきました。やがて行く手にオオシラビソの樹林が見え、外輪山の稜線です。先に着いていた3人組も、ここから帰るといいます。時間も丁度12時、私も今日はここまでとし、昼食としました。

 
 3人がボードで下って行った後、もう少し登って稜線に出て見ました。樹間から、目の前に黒姫山の中央火口丘=小黒姫がドーーンと座っていました。そして左手に真っ白な妙高山から火打山、焼山が連なっています。なかなかこの角度からは見れないものです。

 
 暖かい陽光の中を下り始めました。出だしの傾斜が急なものですから、スノーシューは歩きづらいでしたね。後ろ部分が邪魔になるのです。無理して歩いていたら、両太ももとも、痙攣を起こしそうになりました。あわてて立ち止まり、回復を待ちました。

 
 しばらく降りていくと若い4人の男女が休んでいました。
 「生まれはバラバラだけれど、みんな近くに住んでいる」そうです。
 立派なカメラを持った男子が「写真を撮らせてください」といいます。
 「私がモデルかい?」
 「ええ、こちらに来てくださいますか」
といって、高妻山を背景に、雪に挿したボードの横に立った写真を何枚か撮られました。こういう経験は初めてです。残念ながら写真をもらわなかった。

 
 大ダルミへの分岐まで降りてくれば、あとはもう平坦地です。陽が少し傾いただけで、急に風が冷たく感じられます。
 この先の直線舗装道路、3人組がボードで滑っていったので、さらに固められ、広がっていました。そしてその上を歩いた動物の足跡。カモシカのようです。幼獣でしょうか、道路から離れて飛び跳ねた跡が、あちこちにあります。駐車場に戻るまで、本物には出会いませんでしたが、飛び跳ね跡を見ていると、暖かい陽射しに嬉々として飛び跳ねている姿が目に浮かんできました。

 
 駐車場には6台停まっていました。
 
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