絶好の登山日和でした。能生谷の奥、シャルマン火打スキー場から、放山に登ってきました。
平日にも関わらず、スキー場にはそれなりにスキーヤーやボーダーが滑っていました。駐車場の車を見ると、石川や湘南ナンバーの車が停まっています。残雪を求めて来ているのですね。
リフトの山頂駅付近ではまだ3mもの積雪でした。 |
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放山は「貸切」状態でした。かすかにスキーとボードの滑り跡が見える程度で、ここ数日、誰も登っていないようです。雪は締まっていて、ほとんど埋まりません。広い雪原はどこでも自由です。ブナ林が美しい。頂上直下の稜線の雪面を横断するように長い亀裂が走っていました。それを避けて、大きく右に巻いて頂上に出ました。山頂駅から約1時間。残雪の山を楽しむには手ごろの山です。
正面に火打山の北面、右に噴煙を上げる焼山、さらに海谷当面の烏帽子岳や阿弥陀山、遠く雨飾山まで見えます。振り返って北側には鉾ヶ岳と権現岳があり、その先は日本海です。 |
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旅客機の爆音と折鳴く小鳥の声以外は、静寂そのものです。1時間ほどゆっくりと景色を堪能し、コーヒーを啜って至福の時を過ごしました。
登ってきたルートをたどって下山。大きな窪地=大池から稜線に上がると、そこはイワウチワの花園でした。通常のピンクよりも白花のほうが多く、斜面全体に咲き乱れていました。
ログハウスのレストランで一休みし、リフトで駐車場まで戻りました。 |
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