25日までの吹雪がやんで、26日は青空が拡がり、今日27日も晴天の予報でしたので、戸隠奥社まで参拝に行って来ました。
出発時、上越地方では若干の雲があったものの、長野県に入るとまったくの青空でした。鳥居川沿いの県道36号線は、若干凍結していたものの、きれいに除雪されていました。
確か一昨年だったと思いますが、1月に同じこの道を通った時、右手の山地から道路に飛び降りてきたリスが、左手の谷に降りようとして、雪の壁を登ろうとしてもなかなか登れず、やっとの思いで登って逃げていった時の光景を思い出しました。
さすがにこの時期、奥社入口の駐車場はガラガラと空いていました。停まっている車を見ると「湘南」とか、結構遠い所から来ているようでした。
隣に停まった車の人に「どちらまで行かれますか?」と聞くと、耳に手を当て、それから手を左右に振るのです。こちらも「了解」の合図をし、お互いに笑顔を交わしました。 |
奥社入口から見た西岳連峰。三角のピークは本院岳。 |
戸隠本峰の山々。 |
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奥社参道には、真っ直ぐに細い一本の道が伸びていました。この道を辿ります。スノーシューの跡が、何本か左右の雪原に伸びていました。
大きなミズナラの木が倒れていました。雪が降る前に倒れたようです。 |
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随神門前の大きな狛犬。頭に大きな雪の帽子をかぶっていました。
随神門から始まる杉の木立。凛としたたたずまいです。修験者がここを道場としたのは、分かる気がします。杉並木が終わると、明るい陽が当たり始め、奥社への登りが始まります。無人の社務所の横を通って、九頭竜社、奥社の前に出ました。 |
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奥社横から見上げる戸隠山はすごいですね。そそり立つ岸壁と雪、水墨画の世界です。
社務所の横に踏跡があったので行って見ました。すぐに途切れていました。この時期、登る人がいないようですね。おもしろい所なんだけどなあ。 |
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帰路は、何組かの人たちとすれ違いました。雪の中の細い一本道です。こんなところでのすれ違いなんて未経験なんでしょうね。20人ほどのグループが、雪の広場で何か勉強をしていました。
奥社入口の鳥居まで戻り、時間に余裕があるので、森林植物園の方に行って見ることにしました。広く除雪してあるのは、この時期に木道を整備しているためでした。その工事現場近くまで行って戻ってきました。
中社のいつもの店でそばを食べようと行って見たのですが、「休み」でした。ほとんどのお店が閉まっていましたので、「水曜日は休み」なのかなと思います。それでもう一度奥社入口まで戻り、そこの蕎麦屋に入りました。
大橋の駐車場には朝と同じ車が一台だけポツンと停まっていました。今日黒姫山に向かっているのは、この車の人だけのようです。 |