2016年04月30日
鍋倉山・黒倉山
4人
 
鍋倉山・黒倉山での写真
 
自宅 6:42 黒倉山 12:01
登山口駐車場 4:54-8:08 降り口 12:10
稜線 9:04-9:17 渡河 12:31
森太郎分岐 9:27 600m標識 13:00
水平道 9:31 登山口駐車場 13:17-13:30
稜線 9:35 いいやま湯滝温泉 13:46-15:00
鍋倉山 10:29-11:32 自宅 17:00
 
20160430 鍋倉山・黒倉山 ルート図
 
 当初29日に予定していた鍋倉山・黒倉山へ行ってきました。天候は快晴。絶好の登山日和でした。
 今年は雪がまったく少なくて、例年ならば数mはある登山口駐車場の雪の壁はありません。関田峠までの道にも残雪は無さそうですが、鎖で通せんぼしてありました。
 道路を少し戻ったところから残雪を探しながらの登山になりました。稜線への急斜面も時おりやぶこぎ強要される始末でしたが、ブッシュで高度感が無くなって幸いでした。汗が流れ落ちることもなく登れました。
 登り切って稜線に出ると、そこには「道」がありました。いつもは雪の下。初めて見る「道」です。しばらくその「道」を歩いていくと、立派な標識が立っていました。これも初見。久々野峠から降りてきて、森太郎・森姫の巨木の谷へと続く道です。
 久々野峠への道を少し進んでみました。きつい斜面のトラバースで踏跡が無くなってしまいました。「とても無理」と、ブッシュをかき分けて稜線に戻りました。
 広い稜線にうすっぺら女残雪。でもこの方が歩きやすい。数百mで頂上というところで、右手の斜面に、まだ新しい、スノーシューで登ってきた跡がありました。我々は軽アイゼンはもちろんスパッツも着けていません。数cm程しか埋まりませんし、斜面のキックステップが快適でした。
 頂上には誰もいませんでしたが、無数の足跡が残されていました。その一番高い所にブルーシートを広げて陣取りました。まだ霞がかかる前で、妙高山・火打山・容雅山・不動山・大毛無山とつづく山脈が素晴らしい。雪を溶かして水を作り、味噌汁を沸かして昼食。そしてコーヒー。
 そんな中、5人の若者組と4人の高齢者女性、それに単独の男性が上がってきて、にぎやかになりました。単独男性は「柄山口から来た」ということで、様子を聞きました。
 「例年ならば柄山部落までしか車は入れないが、今年は登山口駐車場までは入れた。下部はまったく雪が無い。分岐から雪の上を歩いてきた。」
 我々は駐車場まで入れないだろうと、飯山回りにしたのでした。
 鍋倉から黒倉山を経由して西の谷を下ることにしました。下りは靴に雪が入りそうなので、スパッツを着けました。黒倉山は無人。眼前の光ヶ原の向こうに、遠く日本海まで望めます。
 西の沢の左岸を降りるために、関田峠方面に数百m下った所から、藪をかき分けて雪の斜面に降り立ちました。広大なブナ林の斜面です。これを快適に下ります。そのうちに右手から水音が聞こえてきました。沢の雪が解けてしまっているのでした。このまま下るというわけにはいきません。どこかで対岸に渡る必要があります。沢の狭い所を見つけて渡り、崖をよじ登って緩やかな斜面に出ました。そこには無数の足跡が。西の谷を登下降するルートに出たのでした。そこでばったりと若者5人組に再会。
 「県道まで600m」の標識がありました。巨木の谷への案内標識です。その道に従って歩いていくと、しばらくして県道に飛び出ました。
 登山後は千曲川のほとりにある「いいやま湯滝温泉」へ。汗を流し、ゆっくりくつろぎました。道の駅と隣のAコープで夕食の買い物をし、帰宅しました。
 天候に恵まれ、快適な登山を楽しむことができました。
 
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