今年はずっと「天候不順」が続いています。「異常気象」といった方がいいかもしれません。天気予報が当たらないというか、どんどんずれていくのです。7日もそうでした。午後には晴れ間が出るというのが当初の予報でしたが、晴れたのは翌日でした。
南葉山登山は7回目になりますが、「歩き始めから雨」というのは、初めてのこと(ひどい雷で途中退却はありましたが)だと思います。合羽を着ての登山になりました。 |
少雪だったうえに、雪消えが早かったので、7合目の見晴らし台まではすっかり雪が消えていて、夏道を登りました。
おかげで春の花々を楽しむことができました。4合目〜5合目は雑木林の中一面、カタクリの大群落です。そこに、スミレが何種類か、ショウジョウバカマやオオイワカガミが色を添えます。タムシバの純白の花や山桜のピンクが花見ごろ、一重のユキツバキが可憐です。 |
7合目見晴台を過ぎると残雪の道になります。とはいっても例年から見れば「少ない」の一言。この残雪は、麓からは見えません。
ブナは雪から頭を出していた梢から順に緑の葉を広げていきます。それをはるかに見上げながら、倒木をまたいだりかいくぐったりと、いつもとは違った登山になりました。頂上稜線に出たところで、一瞬青空が広がり、「晴れるかな」と期待を持たせましたが、見事に裏切られてしまいました。
9合目の標識を過ぎればもう、頂上はすぐそこです。 |
この時期「山頂」の標識を見れたのは珍しいことです。南葉神社の祠も。南葉神社は桑取谷の西谷内にあり、そちらから登るのが本来のルートだといわれています。
頂上では“豪華な”昼食会。雨はやっとやんでくれました。 |
例年下山に使う沢筋は、今年は残雪がありません。それで登ってきた道を戻ることにしました。
7合目見晴台から下、雨で濡れた登山道はツルツルです。慎重に下ります。上から見下ろすと、下を向いたまま登った時とは違った風景を見ることができます。 |
さすがに雨の日は他に登る人がいません。今日の登山者は我々だけだったようです。
登山後は、お決まりの「はばき抜き」です。 |
持って行ったカメラはザックの中から出ることはありませんでした。従って、写真はなし。 |