16日遊歩会の今年の最後の山行で、平標山に行って来ました。
平標山は、新潟県(湯沢町)と群馬県(みなかみ町)の境にある1983.8mの山です。東は谷川連峰に続き、南は三国峠(みくにとうげ)へと続いています。会としては10年ほど前に一度登っています。
今回のルートは、登山口駐車場から松手山を経由して平標山に登り、平標山の家から河内沢に降りて、駐車場に戻るというものです。 |
松手山までのほぼ中間点に送電線の大きな鉄塔があります。ここまでの急登が第一関門です。あまり暑くない秋の陽射しで、たいした汗もかかずに登ることができました。「大鉄塔」というだけあって、見上げると高いこと。めざす平標山の緩やかな稜線が遠くに見えます。
松手山からしばらく緩やかな登りですが、またまた急登があり、それが終わると森林限界で笹原に出ます。と同時に強風が吹き付け始めました。「低体温症になるんじゃあないか」と思うほど体温が奪われていきます。
「頂上でゆっくり昼食」はやめて、まず記念写真を撮り、短時間で腹ごしらえして、直ちに下山。その間にも風は容赦なく吹き付けていました。 |
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下りは、連続する階段です。「植生保護」のためだそうですが、隙間が広く足を突っ込んだら大けがしそうです。木の階段はクッションがなく、膝の負担も大きくて、好きではありません。
山の家まで降りてくると、あの強風がウソのようです。でも仙ノ倉山の斜面の笹原が、風で波を打ち、美しい風紋を描いていました。 |
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山の家から登山口までは、これまた急な下りです。「こんな所、登りたくないな」という声が聞こえますが、まったくその通りです。下ること約1時間。登山口の林道に出ました。ここからは河内沢に沿っての緩やかな下りです。雲が出始め天気の下り坂を予感させる中、約1時間で駐車場に着きました。 |
三国街道(国道17号線)沿いの「宿場の湯」で汗を流しました。 |