2017年04月16日
春日山古道(桑取道)
遊歩会(30名)
 
春日山古道(桑取道)の写真
 
自宅 8:14 長浜砦 11:21
春日山神社下駐車場 8:26-8:53 城ヶ峰 12:11-12:40
春日山 9:13-9:15 高住 13:27-13:32
農道 9:45 くわどりゆったり村 13:49-15:30
宮野尾分岐 10:06 春日山神社下駐車場 16:03-16:09
あと2km 10:52 自宅 16:27
薬師分岐 11:15    
 
20170416 春日山古道(桑取道) ルート図
 地図とは向きが逆ですが・・・。
 
 遊歩会の今年最初の行事です。春日山から城ヶ峰までの春日山古道(桑取道)を歩いてきました。カタクリのお花畑が目的だったのですが、ここのところの暑さで、カタクリはほぼ終わり。遅くまで雪が残っていたであろう、凹地や谷筋ではまだ、盛りのカタクリを見ることができました。花を見る場合、季節の変動に左右されるのは、仕方のないことです。
 集合場所は、春日山神社の階段下の駐車場です。その階段、本日の最急登です。神社にお参りして、右手から千貫門〜直江屋敷を経て春日山頂へ。ギフチョウが飛んでいました。昨年夏の豪雨による地すべりで、二の丸へは行けません。大井戸から景勝屋敷へ降り、柿崎屋敷から桑取道に入ります。
 古道桑取道は、上杉時代の軍用道路です。数年前のNHK大河ドラマ「天地人」では、兵糧不足に陥った上杉軍の兵糧調達のために、直江兼続がこの道を使って、桑取の長に協力要請に走ったとされる道です。現実の桑取道は、あのドラマのような行動がとれる道ではありませんが・・・。
 この桑取道の下には、帝石のパイプラインが敷設(ふせつ)されています。以前、宮野尾の古老に敷設工事に関わる話を聞いたことがあります。
 当時(戦前のことです)は今のような重機が無かったため、すべて人力と牛・荷車で建設資材を運んだと言っていました。パイプを埋設するための掘削もすべて人力だったと・・・。この地域の牛は農耕牛ではあっても小型だったために、こうした作業には非力で、「魚沼から大きい牛を連れてきた」と話していました。「その大きい牛でも、つらくて大きい涙を落としていたもんだ」とも。「ベトんとこと砂利んとことあって、砂利には苦労させられた」「そんでも、金になった」と、笑っていました。
 谷を挟んで海寄りにある薬師山から尾根伝いに長浜砦〜城ヶ峰〜花立に作業用の林道がありますが、薬師山〜長浜砦は、荒れてしまっていて通過はかなり困難なようです。
 城ヶ峰。絶好の位置にあります。北陸自動車道の名立インター方面を一望できます。そんな場所に出城を築いたとは・・・。北陸道を攻め上がってくる敵が、丸見えです。この出城、規模も大きく、馬場まで備えていたのでした。まさに要衝ですね。
 山頂付近は、カタクリに覆われているのですが、今回は時期を失していました。それでも部分的には花盛りの所もあって、楽しめました。
 ここからは林道をひたすら下ります。女しょは(細い)ゼンマイ採り。花立トンネルの真上で左折し、中桑取から桑取川を渡って、迎えのバスが待つ高住のバス停へ。約10kmの行程でした。
 くわどりゆったり村まで上って汗を流しました。 
 
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