2017年04月30日
鍋倉山・黒倉山
4人
 
鍋倉山・黒倉山の写真
 
自宅 6:55 降り口 11:09
登山口駐車場 8:09-8:20 駐車場 11:44-11:47
稜線 8:56-9:10 湯滝温泉 12:06-14:15
鍋倉山 9:53-10:44 菜の花公園 14:26-15:32
黒倉山 10:59-11:04 自宅 16:38
 
20170430 鍋倉山・黒倉山 ルート図
 
 最近は、晴れの日が一日おきにやってくるというように、目まぐるしく変わる天気が続いています。30日はそんな中の「晴れの日」に当たりました。雲一つない絶好の登山日和です。
 毎年この時期に登っている鍋倉山・黒倉山に、仲間を誘って行って来ました。
 当初は板倉区の柄山口から登る計画を立ててみたのですが、見ていると意外と残雪が多そうです。それで今まで通り、飯山市温井の奥、「巨木の谷」入口の駐車場から登ることにしました。
 この駐車場まではおおよそ1時間。すでに駐車場には10台近くの車が停まっていました。遠くからの車が多く、「なにわ」なんてプレートにびっくりしました。「有名になって来たんかねえ」などと。
 若者が帰り支度をしていました。
 「もう登って来たの?」
 「ええ、6時に登って、森太郎の方を回って降りてきました」
 「そんなに早くから・・・」
 「これから仕事に行きます」
 「朝飯前ってのはあるけど、仕事前のひと登りってこと」
 「ハイ、まあ」
 時代が変わったというか、若さというか。爽やかな笑顔を残して、走り去っていきました。
登山口の残雪は、未だ1m以上。
 
 やっぱり稜線までは直登することにしました。この時間帯だと「滑れば下まで一直線」ですが、そこは慎重に、しっかりとキックステップで登り切りました。昨年は残雪が少なくブッシュに苦労しましたが、今年は快適に登れました。
 稜線に出た途端に、爽風が吹き抜けていきます。ブナの梢を小鳥たちが「チチチチッ」と飛び交っています。「巨木の谷」を挟んだ向こう側の斜面を10人ほどの列が進んでいました。スキーで登っているようです。

 ここから山頂まではブナの巨木に覆われた緩やかな稜線の登りです。大好きな場所です。前にスキーヤーが登って行きますが、昨日あたりの靴跡がたくさん残っています。
 頂上には向こうの稜線からの人たちが先に着いていて、休んでいました。我々は超早めの昼食。
 遮るものが何もない山頂からは、360度の展望です。妙高山・火打山から連なる山並みが日本海まで続いています。そしてその前に春耕前の頚城平野が広がっています。もう1週間か10日もすると、水が張られて鏡のようになるのですが、それもまた素晴らしい眺めです。
 次から次へと人が登ってきます。一時、30人くらいにもなったでしょうか。この山でこんなにも多くの人たちと出会うのは、初めてのように思います。
 久々野峠まで下り、黒倉山に登り返します。谷に沿って登ってくる人、鍋倉山に直登している人の姿などが見えました。
【左】 黒倉山へと向かう登山者
【右】 鍋倉山から下ってくる人々
 
 関田峠に向かって下り、雪庇跡の切れた所から右の緩やかな斜面に入ります。いつもよりも北側にルートを取り、鍋倉山から見えた「白い台地」をめざします。同じことを考える人はいるものですね。無数の足跡、それも下りの足跡が残っています。左に行き過ぎると急斜面を下らなければならなくなりそうなので、右にカーブを切ったら、下の谷を登って行く人が見えました。
 駐車場に戻ったのは、まだ午前中でした。
芽吹きの準備OK。
タムシバの芽
 
 千曲川の河畔にある湯滝温泉。昼だというのに、けっこう混んでいます。タオルを入れた洗面器を持った人もいますから、ご近所さんが多いのかもしれません。
 2時間も長居してしまいました。
 「まだ日が高い」ということで、盛りを迎えている「菜の花祭り」に行くことにしました。
 たかが菜の花ですが、これだけの規模になると壮観です。連休に入ったからでしょうか、小さな子どもを連れたたくさんの観光客でにぎわっていました。  「まだ日が高い」ということで、盛りを迎えている「菜の花祭り」に行くことにしました。
 たかが菜の花ですが、これだけの規模になると壮観です。連休に入ったからでしょうか、小さな子どもを連れたたくさんの観光客でにぎわっていました。
 天候に恵まれ、山も雪も温泉も花も楽しんだ1日でした。
 
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