2017年10月28日
小菅山
北信濃の三大修験場の一つ
3人
 
小菅山の写真
 
自宅 9:03 見晴台 12:31-13:01
小菅神社登山口駐車場 10:12-10:23 北竜湖登山口 14:22-14:25
小菅神社奥宮 11:33-11:43 小菅神社登山口駐車場 14:49-14:58
頂上分岐 12:15 自宅 16:13
 
20171028 小菅山 ルート図
 
 立て続けの台風襲来です。先週は21号で、雨の中の信越トレイルでした。昨日28日は、22号の接近で曇り空の中、飯山市の小菅山に行ってきました。
 小菅山、以前から気になっていた山でした。
 飯山市の東側、千曲川を渡った北竜湖のそのまた東側にあります。しかし、地図上には「山名」は書かれていません。山麓に小菅神社の存在が記されているだけです。
 小菅神社の参道は、西から真っ直ぐ真東に伸びています。
 振り返ると、真西に妙高山がたたずんでいました。
小菅の歴史
 かつての小菅神社は、新義真言宗に属する小菅山元隆寺(がんりゅうじ)といい、戸隠や飯綱と並ぶ北信濃の三大修験場として繁栄しました。(小菅案内図−発行:飯山市)
 観音堂の下に無料の駐車場があります。ここに車を停め、奥宮から稜線に出て、北竜湖に下り、この駐車場に戻ってくるという計画です。
 目の前に「三の鳥居」があります。ちなみに「二の鳥居」千曲川を渡ってすぐの関沢集落に、「一の鳥居」は何と千曲川の向こう岸に「跡」があります。
 「三の鳥居」の先の参道は、両側に杉の巨木が林立しています。戸隠の奥社参道に似ていますが、傾斜はきつく、昔の人たちが造ったのであろう自然石の階段が真っ直ぐに続いています。人の気配はなく、静かに風が吹く、荘厳な雰囲気が漂っています。「三の鳥居」から100mおきに標柱が立っていて、励みになりました。600mから石の階段は山道に変わります。
 テンナンショウ  愛染明王  蝦蟇岩−赤い口と目がある
 小菅神社奥宮は、杉の巨木の中に鎮座していました。風格のある社殿を新しい木組みで支えていました。
 このあたりから、ブナやミズナラなどの広葉樹の森に変わり、素晴らしい紅葉が出現します。
 奥宮からしばらく登ると、切り開かれた水路に出ます。これに沿って進み、やがて湧き水の所から再び、山道に変わります。そしてほどなく頂上分岐の鞍部に着きました。
 さて肝心の小菅山への道ですが、ガイドブックには「ある」ことになっているのですが、探しても見つかりませんでした。
 「見晴台」の古びたトタンの看板が木の枝に掛かっていました。周りの木々が低かったころには北竜湖が見えたのでしょう。今はほとんど見えません。
 このあたり一帯は、素晴らしい広葉樹の紅葉です。乾いた落葉のカサカサッという音がいいですね。立ち枯れの木々に、キノコがたくさんついています。これは見逃すわけにはいきません。キノコ狩りに変身。ナメコとヒラタケの大収穫でした。
 ちょっと急な坂道に、丸太の階段があったり、それが落葉で隠されていたりして、時々緊張させられます。
 無事、北竜湖まで下りてきて、あとは車道を「三の鳥居」まで戻りました。
 
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