今年初めての登山らしい登山です。関田山脈(信越トレイル)の盟主=鍋倉山(1288.8m)に登ってきました。 |
巨木の谷入口の駐車場に着いて驚きました。道路の東側の駐車スペースはすでに車で埋まっていて、山側の方にも数台が停まっていたからです。鍋倉山・黒倉山には、この時期に何年も通っていますが、この駐車場がこんなに車で埋まっていたのは初めてのことです。小学生くらいの子連れの夫婦が、スキーで出発していきました。 |
いつもは目の前の雪の急斜面を登るのですが、今年はこのあたり残雪が少なくすでにブッシュが出ています。計画では例年下山に使っている西の沢を登る予定でしたので、躊躇なくそちらに進みました。 |
沢は、分厚い雪で埋まっていますが、下の方で水が流れる不気味な音がします。気分の良い音ではありません。 |
前方にも、後からも何人もの人々が登ってきます。スキーを履いた人、スノーシューを着けた人、アイゼン装着の人、そして長靴の我々。雪はしっかりと締まっていて、ほとんど埋まりませんし、氷った雪も皆無。絶好の登山条件なのですが、体調はそうはいきません。 |
鍋倉山・黒倉山の鞍部(久々野峠)に出ると、展望が開けます。東は遠く魚沼の山々が見えます。 |
西側は、妙高・火打山の大展望です。午後になると霞んでいくことでしょう。 |
鍋倉山の頂上に、こんなにたくさんの人(30〜40人)がいるのは初めてのことです。標柱が雪に埋まっていますから、おそらく残雪は2m以上ありそうです。その広い雪原に、それこそ思い思いに陣取って、昼食タイム。 |
暖かい陽射しの下、5月の薫風を受け、至福のひと時でした。 |
登山口で先発した子連れの夫婦。スキーで降り始めました。親もさることながら、子どもたちが見事な滑りを見せてくれました。うらやましいなあ! |
下山。今回は、黒倉山はパス。遠くでキツツキのドラムが鳴っています。 |
雪が詰まった沢筋をそのまま下ることにしました。東に向かって、ほぼ一直線。駐車場に出る手前で、沢を進めなくなり、左岸の崖をよじ登って雪原に出ました。 |
駐車場に入り切れなかったのでしょう、路肩に車が何台も停まっていました。 |
田茂木池まで下りてくると、カメラマンが数人、三脚を立て、写真を撮っています。「絶景ポイント」なのだろうと、カメラを担いで行って見ました。 |
道路脇には桜が満開。 |
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鍋倉山へ向かう途中、戸狩で小休止しました。
車を停めた横の草原に、小さな白い蝶がヒラヒラと舞っています。
「あの飛び方は、ツマキチョウかな」
草むらに降り立ちました。間違いありません。メスのツマキチョウです。久しぶりの対面です。 |