晴れると蒸し暑いし、雨が降ったりすれば急に寒くなったりと、今年の梅雨はおかしい。異常気象。そんな中、天気予報を見ていたら29日はおひさまマークが出ていて、午後からは下り坂になっていた。花の時期は終わっているとは思うが、急遽、鍋倉山・黒倉山に行ってみることにした。 |
関田峠で準備をしていると、長野ナンバーの車が来て、女性が一人、牧峠の方に歩いて行った。 |
ブナ林の木漏れ日が美しい。小鳥たちの鳴き声がする。前日までは雨が降っていたのだろうか、地面が濡れている。風で飛ばされてきたような枝が散乱している。そんな中に、もうギンリョウソウがたくさん出てきていた。 |
筒方峠の所の沼。水量が少ない。その少ない水の中で小さなオタマジャクシが泳いでいた。木の枝にはモリアオガエルの卵塊が幾つもぶら下がっている。 |
黒倉山を過ぎ、鍋倉山に着くまで、人っ子一人合わなかった。週末の土曜日だというのに。 |
鍋倉山で休んでいると仏ヶ峰の方から人声がして、男性が一人、登ってきた。
「信越トレイルを踏破する計画で、斑尾から歩いてきました。日程が無くなったので、今日下山することにします。」
もう一人、今度は黒倉の方からやってきた。
「福島から来ました。初めてのルートです。」 |
帰路。筒方峠の所で、数人のグループに出会った。高齢の夫婦と若い男女、それに二人の子供。モリアオガエルの卵塊とオタマジャクシに歓声を上げていた。 |
茶屋池に回ってみることにした。満々と水を蓄えている。ブナ林に爽やかな風が吹いている。 |
関田峠に戻ると、車が3台停まっていた。途中で出会った人たちのものだろう。
心配された雨も降らなかった。 |
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