1973年11月03日
妙高山〜火打山〜焼山縦走
(1日目)
6人
 
燕温泉 7:30 分岐 13:45
温泉小屋 8:15-8:30 大倉乗越 14:25-14:45
天狗堂 9:50-10:05 黒沢 15:00
鎖場 11:15 高谷池 16:20
妙高山 11:50-12:45    
 
 10月中の日曜日は全て雨で山へ行けなかった。久しぶりの山行だ。しかし今日もまた燕温泉は雨だった。車を降り、身支度を整え、出発する。雨の中、傘をさしながら登る。色が鮮やかだ。
 温泉小屋で一休み。中から見たことのある人が出てきた。よく見ると、有沢の連中だ。そういえば、昨日そんな話を聞いた。先々月にできたハイキングクラブで妙高に行くと。しばし談笑。
 称名滝の少し上で、小倉氏、足が擦れたと言い、立ち止まる。他のものは先に行く。手当をし、ゆっくり歩く。まだ雨は止まない。
 胸突八丁にかかる頃、雨はみぞれに変わり、付近は薄く化粧し始めた。寒さも加わり、木々に凍りついている。
 天狗堂。雲が切れ、明るい日差しが妙高を照らし出す。ダケカンバの、葉の落ちた枝に付いた氷がキラキラと輝いている。素晴らしい景色だ。写真を撮りながら握り飯を3個も食べてしまった。珍しいことだ。
 鎖場。暖かい日差しと心地よい風の中で、昨日の寝不足も手伝って、ついうとうとしてしまった。危ない危ない。頂上までの眠いこと。
 頂上。南側に陣取り休んだ。そのつもりが居眠りをしている間に、皆他の所へ移動。置いてけぼりを食った。日本岩の所にいた。眠気もさり、元気いっぱい。雪のついた日本岩の上まで登ってみた。久しぶりなので少し怖かった。トレーニング不足だ。
 長助までの下り。このあたりは完全な雪だったらしい。5cmほどはあるか。滑らないように、焦らずゆっくりと。「安全」これがすべて。
 長助の手前で大倉乗越への新道が分かれる。ここで同行した木島、金子両氏と別れる。縦走隊6名になった。
 新道。旧道から登るよりは随分楽だ。旧道は長助池から直登していたものが、かなり上からトラバース気味に登るようになっている。しかし冬季には使えない。
 乗越から黒沢池。かなり疲労が目立つ。
 
ページトップへ 11月03日 11月04日 1973年の記録