1987年05月02日
唐松岳(1日目)
 
2人
 
 
高田 7:56 八方駅 11:40
直江津 8:06-8:09 八方山荘 11:55-12:00
糸魚川 8:48-8:49 八方池 12:50-12:55
南小谷 9:49-10:05 丸山 14:50
白馬 11:02-11:30 設営完了 15:05
 
 唐松岳から五竜岳に行く予定で出発する。帰りの電車でビールを飲めるようにと車をやめ、電車にする。
 天気予報がはずれ、上天気。直江津、糸魚川、南小谷と3回乗り換え、ようやく白馬へ。ゴールデンウィークの始まりのためか駅には、GALが多い。バスで八方まで行く。バス停が入口にあるのを忘れていて、ゴンドラ駅まで歩かされる。タクシーなら一発だったのに、一汗かく。
 ゴンドラの下は、タムシバの花盛り。兎平でようやく雪が見え始める。そんな雪を求めてスキーヤーも多い。リフトが八方山荘まで行くようになって楽になった。それにしても高山植物帯が大破壊されたのだ。
 八方山荘前で昼食。よく晴れ渡り、暑い。5月の山は、いつもこうだ。少し陽が当たるとすぐ暑くなる。
 ゆっくりと歩き始める。もう相当部分夏道が出ている。2組ほど追い抜く。第2ケルンでひと休み。少し風が出てきて、気持ちがよい。少しづつ雪が多くなるようだ。
 八方池は、まだまったく雪の下。テント一張り有。よく見えていた白馬岳山頂に雲がかかり始めた。不帰の岩稜が荒々しい。低気圧の影響がもうあらわれてきた。山の天気は変わるのが早い。下の樺は雪が多く、ブッシュを直登している。テント一張り。3人追い抜く。雪上の歩行となる。天候は、益々下り坂。
 上の樺では、スキーヤーが10名ほど休んでいた。上端のダケカンバの木の下に設営中のパーティ有。
 広い雪面を登る。コブの頭には雪がない。その雪のないところを選んで幾張りかのテントが並んでいる。もう、白馬三山は見えない。五竜も雲に隠れ、不帰3峰の3稜下部のみが見えている。
 丸山ケルンを過ぎ、次のコブに広場を見つけ、設営。ここから稜線まで30〜60分か。風が出た場合には、稜線よりもこの尾根上が風当たりが少なくて良い。設営している間にも天候は悪くなり、回り全体がガスに包まれてしまった。もう、何も見えない。
 テントは、雪上ではなく、土の上なので、下からの冷えは少ない。暖かいのでひと休み。うとうとする。近くで雷鳥の声がする。テントのすぐ近くまできているようだ。
 バーナーがおかしい。減圧弁から火を噴いた。外で冷やす。元に戻った。パッキンは大丈夫だったようだ。陽がかげるとやはり寒い。暖をとる。
 6時過ぎより、夕食。8時就寝。
費用
電車   1540
ゴンドラ 660+200
リフト  160+ 80 140+70 320+160
 
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