2010年08月20日
八ヶ岳(美濃戸〜赤岳鉱泉)
単独
 
八ヶ岳での写真
 
自宅 7:30 高巻分岐 11:37
美濃戸 10:20-10:45 赤岳鉱泉 12:48
 
20100820 八ヶ岳 ルート図
 
20日 21日 22日 2010年の登山記録
 
 昨年7月に「信州登山学校」ということで八ヶ岳に登った。その時に、赤岳鉱泉でディ・ビー・ライ氏がアルバイトをしていることを知った。9月からのアンナプルナトレッキングで、氏がサーダーをつとめてくれた。その時、今年もまた来ると聞いていた。是非、会いたいと思っていたところへ、ディ・ビー氏から国際電話があり、8月に来ることが分かった。月末には帰国するというので、再会を兼ねて八ヶ岳へ行くことにした。
 
 高速道路を使うと八ヶ岳も近い。約2時間半で着いてしまう。美濃戸口で間違って阿弥陀岳の登山口の方へ行ってしまった。カーナビでは案内してくれないのだ。美濃戸まで入る。奥の駐車場に停める。
 柳川北沢は、かつてこぶし山の会の冬山合宿で何度も歩いた道だが、無雪期に歩くのは初めてだ。増水時の高巻ルートとの分岐までは立派な車道である。鉱泉の荷物を運ぶためのものだ。そこから先も良く整備されていて歩き易い。樹林の下には、トリカブトが濃い紫の花をいっぱいつけている。アザミも最盛期だ。ゆっくりと歩いて、それでも昼過ぎには鉱泉に着いてしまった。
 
 陽だまりで休んでいると、女性の集団が上がって来て、一気に華やかになりました。田部井淳子さんを中心とした30代から40代の集まりで、今日も彼女をリーダーに30名ほどで来たようでした。田部井さんとは以前、「エベレスト清掃登山」にご一緒させていただいたことがありましたので、ご挨拶しようと思ったのですが、そのチャンスがありませんでした。
 樹林の中に何か動くものがいます。ニホンジカです。悠然と草を食んでいます。こんな所まで進出しているのですね。
 
 赤岳鉱泉の風呂(もちろん鉱泉=沸かしている)に入ってきた。狭い脱衣所にビショビショのまま上がってくる不心得者がいたので「あとの人のことを考えたら」と忠告した。いい大人がこれでは困る。
 風呂あがりに食堂をのぞいて見ると、昨年トレッキングでお世話になったディ・ビー・ライ氏が仕事をしていた。「ハロー」と声をかけるとびっくりして顔をあげ、恐縮した様子で、先日松尾さんが来たこと、昨日は小原さんが来て泊まって行ったことなどを話してくれた。仕事中なのであとでまた話すことにした。
 テント泊という二人と山の話をしながら、日当たりで生ビールを飲んだ。優雅な午後のひと時だ。
 
 夕食は豪勢だった。思わずご飯をお替りしてしまった。食後、外に出ると月が赤岳の上に架かって、静かに夜のとばりが降りて行った。