徳本峠は国道158号線が整備される前までは、上高地へ入る主要道だったといいます。島々谷を遡り、今は廃屋となっている岩魚留小屋を経由して徳本峠へと上がり、明神へ下るルートです。
例年信大学士山岳会ではこの時期に「懐かしの徳本峠の会」ということで、島々谷を辿り徳本峠小屋で泊まって、往時を懐かしむ会を催しています。今年で10回目になりますが、この催しには何故か日程が合わず、今年もまた参加できませんでした。それで別個に徳本峠小屋に泊まりに行ってきました。 |
30日に大正池から上高地観光をして明神へ。 |
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途中で出会った大きなザックを担いだ若者の集団は、あとで分かったことですが、信大山岳部の現役部員だったようです。
この時期、上高地にはいろいろな植物が花をつけています。 |
これはサクラ |
上高地を代表する植物=ズミ。小梨ともいいます |
これは有毒のハシリドコロ |
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たった一株見つけたノビネチドリ |
小梨とともにウワミズザクラも最盛期でした |
林床にはユキザサも |
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白花や薄紫のエンレイソウは、珍しい。 |
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明神ではちょうど、奥又白池入口の慰霊碑にお参りして来た信大学士山岳会のメンバーに遭遇し、しばし歓談。 |
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こんなところにヤマシャクヤクが咲いているとは、思いもよりませんでした。 |
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明神から徳本峠への道は、高山植物、特にニリンソウの群落が素晴らしい。 |
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小梨平から明神への路傍には、ウスバサイシンが見られる。まったく地味で目立たない花だ。 |
ラショウモンカズラも多い。 |
そして、コミヤマカタバミ。白い花びらにピンクのスジが可愛い。 |
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平坦だった道が少しづつ傾斜を強めていきます。そんな時に振り返ると、明神岳から前穂高岳に続く、素晴らしい景観を見ることができます。奥に見えるのは、奥穂高岳から西穂高岳へと続く稜線です。 |
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左、クルマバツクバネソウ
右、ツバメオモト
下、左から
ネコノメソウ
スミレサイシン
オオバキスミレ |
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徳本峠のショウジョウバカマは、「ピンク」というよりも「えんじ色」に近い。 |
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サンカヨウ。芽が出て膨らんで、「パッ」と開いて・・・。 |
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