2015年05月30日
徳本峠
(とくごうとうげ=2140m)
4人
 
徳本峠での写真
 
自宅 5:58 河童橋 10:41
沢渡 8:41-9:00 小梨平 10:49-11:24
大正池 9:17-9:20 明神入口 12:19-12:31
田代池 9:45-9:49 徳本峠入口 12:34
田代橋 10:10 徳本峠 15:08
ウェストン碑 10:20-10:26    
 
20150530s 徳本峠 ルート図
 
徳本峠は国道158号線が整備される前までは、上高地へ入る主要道だったといいます。島々谷を遡り、今は廃屋となっている岩魚留小屋を経由して徳本峠へと上がり、明神へ下るルートです。
 例年信大学士山岳会ではこの時期に「懐かしの徳本峠の会」ということで、島々谷を辿り徳本峠小屋で泊まって、往時を懐かしむ会を催しています。今年で10回目になりますが、この催しには何故か日程が合わず、今年もまた参加できませんでした。それで別個に徳本峠小屋に泊まりに行ってきました。
30日に大正池から上高地観光をして明神へ。
途中で出会った大きなザックを担いだ若者の集団は、あとで分かったことですが、信大山岳部の現役部員だったようです。
 この時期、上高地にはいろいろな植物が花をつけています。
これはサクラ 上高地を代表する植物=ズミ。小梨ともいいます これは有毒のハシリドコロ
たった一株見つけたノビネチドリ 小梨とともにウワミズザクラも最盛期でした 林床にはユキザサも
白花や薄紫のエンレイソウは、珍しい。
明神ではちょうど、奥又白池入口の慰霊碑にお参りして来た信大学士山岳会のメンバーに遭遇し、しばし歓談。
こんなところにヤマシャクヤクが咲いているとは、思いもよりませんでした。
明神から徳本峠への道は、高山植物、特にニリンソウの群落が素晴らしい。
   
   
小梨平から明神への路傍には、ウスバサイシンが見られる。まったく地味で目立たない花だ。 ラショウモンカズラも多い。 そして、コミヤマカタバミ。白い花びらにピンクのスジが可愛い。
平坦だった道が少しづつ傾斜を強めていきます。そんな時に振り返ると、明神岳から前穂高岳に続く、素晴らしい景観を見ることができます。奥に見えるのは、奥穂高岳から西穂高岳へと続く稜線です。
左、クルマバツクバネソウ
右、ツバメオモト

下、左から
ネコノメソウ
スミレサイシン
オオバキスミレ
徳本峠のショウジョウバカマは、「ピンク」というよりも「えんじ色」に近い。
サンカヨウ。芽が出て膨らんで、「パッ」と開いて・・・。
 
ページトップへ 30日 31日 2015年の記録