1971年08月18日
燕〜槍ヶ岳縦走
燕山荘まで
単独
 
高田 3:30 第一ベンチ 10:05
 糸魚川  4:10-4:52 第二ベンチ 10:35
有明 7:40-8:15 合戦小屋 12:15-13:00
中房温泉 9:20-9:35 燕山荘 14:30
 
19710818 燕〜槍ヶ岳縦走 ルート図
 
 早朝3:15起床。車にて糸魚川へ。思ったより早く着いた。切符を買い、駅員にポールのことを聞いたが分からない。荷物係の人に聞いたが、それでも分からず。しばらくして、眠い目をこすりこすり池原君が現れた。ホッとした。
 有明−中房間は、かつて(大学4年の時)雪道を歩いたところだ。1月6日だったろうか。饗場バスで。
 中房温泉から第一ベンチまでは思ったよりも速かった。空は青空、空気はうまい。しかし俺の心は晴れやらぬ。無心になれるのは写真を撮っている時だけか。第一ベンチの清水で水を入れる。
 第二ベンチ手前で小学生の女の子を連れた女性に追いついた。なかなか元気だ。おばさんと3人だそうだ。
 ここからが大変。もう10カ月位山へ来ていないので、シンドイこと。合戦小屋まで3時間45分かかってしまった。普通なら燕山荘に着くころだ。
 蛙岩が見える。上を向いて飛びつこうとしている形だ。ここからお花畑だ。写真を撮り、ゆっくりと歩く。やっと着いた。燕岳の奇岩の形、本当に絵にかいたようだ。
 しかし実に体力の無くなっているのにビックリした。こんなところ登るのに、ふうふう言っているのだから。
 東京へ来て、二つの大きな損をした。一つは体力のこと。もう一つは彼女のこと。
 高田にさえいれば、何とかなったものを。東京のような遠くにいたばかりにどうしようもなかった。もうすでに手遅れなのだ。
 この二つ。誰がどうやって償ってくれるのだ。
糸魚川−有明 360 20
有明−中房温泉 260+100
=360
              
 
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