| 起床４：２０。朝食ラーメン。雲が多く、御来光は見れなかった。テントをたたんで出発。 |
| キレットまでは写真を撮りとりゆっくりと。コマクサが美しい。かなり年を取った老夫婦が仲睦まじく、大天井岳へは登らずに行く。大天井ヒュッテまでは急な下り。食事。 |
| 赤岳を登って、西岳ヒュッテへ。今日もかなりバテ気味だ。水俣乗越までは長い長〜い下り坂。いい加減足が笑う。長野の３人連れと一緒になる。 |
| コルからは逆に急登。シンドイことシンドイこと。２時間の苦闘の末、やっとヒュッテ大槍に着いた。途中の３段ある長いハシゴにはまいった。登りきって一休み。雨がポツポツ当たってきた。殺生小屋への道は行かずに槍岳山荘へ。雨がひどいので、ツエルトははらず、素泊まりにした。 |
| その後、山は少し雲が切れたようだ。しかし、この寒さではツエルトのみでは、かなりこたえるだろう。 |
| 体力の低下はまったくひどいものだ。大槍から山荘まで、５０分もかかってしまった。このあたりになると、もう体が思うように動いてくれないのだ。 |
| 楽しいはずの山行も、今回は悲しみと苦しみでいっぱいだ。なぜ俺だけ、こんなに悲しみ、苦しまなければならないのか。山もまた、オレの心を癒してはくれなかった。 |
| 山で知り合った友と話している時だけ、それらのことを忘れられる。しかし一人になると、すぐ頭に浮かんでくるのは同じことだ。 |
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