1974年02月23日
戸隠西岳P1尾根
(1日目)
5人
 
高田 5:22 天狗原下 12:40-13:30
長野 7:36-8:03 天狗原上 14:00
宝光社 9:00-9:25 テント設営 14:50
上楠川 9:50-10:10 第2ピーク 15:25
楠川渡 11:10-11:30 テント 15:35
 
 高田は、雨だった。
 宝光社でバスを降りる。停留所で支度をしていると、部落の人々が物珍しそうに見ている。湿った雪がちらちら降る中を出発。広い道路を上楠川の部落まで下る。
 橋の手前から川に沿って入る。ここでワカンをつける。すぐ橋を渡り、右岸を進む。田んぼの中に作られた道だ。やがて砂防堤が見える。その手前で、道は再び川を渡る。
 雑木の中を登るとまた田んぼがある。かなり広い。その左縁に沿って進むと、矢印がついた立て札がある。ここから左に折れ、戻るような方向に進むと、また川である この川で喉を潤す。
 ここから天狗原への登りだ。雑木がいっぱいに茂っている。前の人のザックに引っかかった枝が、勢いよく跳ね返ってくる。坂を登りきると素晴らしいカラマツの林だ。まっすぐに伸びた木が静かに立っている。春の新緑、秋の紅葉はさぞ素晴らしいだろう。
 カラマツ林を抜けると、白樺を中心とした雑木林だ。すぐに広場がある。ここで休憩、昼食。
 休んでいると雲が上がり、前方に西岳連峰がくっきりと浮かび上がってきたではないか。幸運。雲を通して薄日も差している。
 天狗原の上部を目指して進む。大した上りはない。尾根が狭くなる頃、ちょうど良い広場を見つけテントを設営する。設営後、山崎君と二人で、取り付き点から第2ピークまで偵察に行った。登りは30分かかったが、下りは10分だった。
 古木君がその間に雪洞を掘っていた。今夜、彼はそこで寝るのだそうだ。
 夕食はクリームシチュー。日本海に低気圧ができそうだ。明日午前中は晴れるかもしれない。
 
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