1974年11月23日
唐松岳
 
8人
 
高田 4:30 黒菱平 11:40-12:10
直江津 5:10 第一ケルン 12:25
糸魚川 6:05-6:29 第二ケルン 12:50-13:30
白馬 8:20 第三ケルン 14:00
細野 8:30 設営 14:30
ケーブル乗り場 8:50-11:05    
 
 いやー、参った、参った。細野のケーブル乗り場で2時間も待たされてしまった。初滑りのスキーヤーでいっぱいなのだ。973番の順番札をもらい、延々と待つ。日が当たっていたから良かったものの、吹雪いていたらと思うとぞっとする。ゴンドラの中は冬の日差しが差し込み暑い。
 リフトは、長い列の中へ割り込み、先に乗せてもらった。
 11月の春のような日差しを小春日和というそうだが、今日はまさにそんな日だった。春山のようだ。白馬、三山、唐松、五竜、鹿島槍、爺などがその雄姿を見せてくれた。高田の雨などをどこで降っていたのかという天気だ。
 第二ケルンで大休止。不帰を眼前において腹ごしらえをしたり、写真を撮ったり。小林、田中両氏がピッケルに赤旗をつけてポーズ。木島氏は愛用の8mmを出して、ジージー。冬山も天気が良ければ楽なものだ。
 第三ケルン=八方池で今日は幕営。少し日差しが弱くなるともう肌寒い。第3ケルンの頭から少し八方池へ降りた所の大地にテントを張った。
 吹き溜まりにできた圧雪に古木君が例のごとく雪洞を降り始めた。何のことはないトイレだ。雪山で一番楽しいこと、それはトイレ作りだとか。
 4時の天気図を取り、明日の午前中は持つだろう。すき焼きでいっぱい。賑やかなテント。歌あり。久しぶりだ。
 十日月が明るく山々を照らし出している。さあ!おやすみ。
 
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