阿弥陀北稜だけの予定なので、8時頃まで寝ていた。朝食をすませ、出発。昨日の天気はどこへやら、曇天。糸魚川の連中に別れを告げる。 |
北稜への分岐を間違えたため、ブッシュの中を若干アルバイト。トレースに出る。少し風邪気味。熱っぽい。稜線通りに登る。ダケカンバの林の急登を登ると、第1岩峰取付。渡辺は左手の雪壁を登っていった。 |
第1岩峰には、5人のパーティが取り付いていた。アンザイレンし、トップが上で確保し、セカンドが登っている最中だった。セカンドが上に出たのを見て、割り込ませてもらう。ノーザイルで登る。緊張。体中シャンとする。ここは、ホールドもスタンスも豊富。ビレーしている2人の横を通り抜け、第2岩峰へ。 |
第2岩峰にも、別の1パーティ2人がいた。取付の岩が大きく欠けて、出だしのスタンスが少し難しくなっていた。1人が登った後を、やはり、ノーザイルで登る。右上するクラックに沿って登り、右から回り込んで岩峰に出る。10m位のナイフリッジを通って雪稜に出る。ゆっくりと頂上へ。 |
テルモスの暖かいコーヒーがうまい。未完を食べ、下山。中ノ岳とのコルからルンゼを下る。小雪がちらつき、何も見えない。 |
テント場について昼食。体調が良くないので、帰ることに決定。 |