今日は、プーンヒルからダウラギリとアンナプルナの朝焼けを見るために、3時起床、4時出発、そして戻って朝食を摂ってからヒーレまでの行程だ。テント泊も今日が最後。ポーターたちは解雇するので、夕食は打ち上げの宴となる。
|
満天の星空だった。ちょうど半分になった月が真上にあり、北斗七星がアンナプルナサウスの上に、そしてカシオペアやオリオンが天空を彩っている。暗闇をライトを頼りに登っていく。速い人たちが幾人か追い抜いていく。まだ明けやらぬ3200mは寒い。待つこと1時間、昨日と同じように、まずダウラギリ主峰の山頂が赤くなり、それが下に降りてくるに従い、ツクチェが、そしてアンナプルナサウスが赤く輝き、染まっていく。マチャプチャレの特徴ある頂は、なかなか写真に収まってくれない。シャッターが切れないのだ。プーンヒルの山頂には、数百人もの人たちがひしめいていた。みんなゴラパニに泊まっていたのだろうが、どこから湧いてきたかと思うほどだ。
|
ゴラパニで朝食を取っている間にすっかり暖かくなった。プーンヒルに行っている間に片づけられた荷物が、ロバに付けられて先に出ていった。
|
ゴラパニからは一路、下りである。ラリーグラスの大木の林を縫って緩やかに下って行く。このラリーグラスがいっせいに花を着けたらさぞ見事だろう。
|
バンタンティから道は一変する。
|