2012年08月06日
立山三山縦走
(2日目)
遊歩会
 
立山での写真
 
内蔵助山荘 6:35 称名川 10:16-10:30
別山南峰 7:37-7:47 室堂 11:32-11:48
別山北峰 7:55-8:00 温泉 13:07-14:45
別山南峰 8:09-8:13 自宅 17:45
剣御前小舎 8:45-9:00    
 
 6日の朝は、雲が多くご来光は拝めなかった。いつ降り出すかを心配しながらの出発となった。

 
 真砂岳の稜線まで登り返す。その途中で、雷鳥の親子が草をついばんでいた。親鳥は警戒しながらも子どもを自由に遊ばせているように見えた。人間は鷲や鷹のように襲ってはこないと思っているのだろうか。
 別山との鞍部までに数人とすれ違う。剱御前か剱沢から朝早く出てきたのだろう。
 
 別山の登りは、雄山への登りと比べれば緩やかなのだが、朝早いので皆調子がでていないようだ。南峰に着く。剱岳が大きくそびえている。剱岳をバックにして全員写真を撮った。
 
 「北峰まで往復30分位だけど、どうする?」と聞くと、「行きたい」という声が多いので、何人かを残して行くことにする。露で濡れたチングルマの実に光が当たってキラキラしている。北峰まで来ると剱岳の見え方が違ってくる。八峰と源次郎の間に長次郎谷の雪渓が剱頂上まで続いているのがよくわかる。
 
 別山からの下りは、昨日歩いてきた浄土山、雄山、大汝山、富士の降立てが一望できる。「よく歩いてきたねえ」という声も。
 
 剱御前小舎の前には、十数人の登山者がいた。稜線に別れを告げ、雷鳥沢を一気に下る。大きなザックを担いだ登山者が何人も上がってくる。先日の八ヶ岳でもそうだったが、ここ2〜3年若い登山者が多くなったように思う。「山ガール」の影響だろうか。一時的なブームで終わらなければ良いのだが。登ってくる人を避けたりしていて、称名川の橋まで休まずに来てしまった。ちょっと過重だったか。
 雷鳥荘までの登りは、コンクリートで固めた石畳だ。かつてはずっと階段だったと思うが、その階段部分が少なくなって、以前よりも登りやすくなった。レンジャーに「何段ありますか」などと聞いているものもいた。「数えたことがない」そうだ。ハイマツが赤く変色している。火山ガスによるもののようだ。まだ青い葉が残っているところを見ると、最近のことのようだ。自然現象とは言え、枯死すると景観が大きく変わってしまう。
 
 みくりが池の手前で急に雨が降り出した。もう少し待っていてくれれば良いのにと思う。でもしばらくして止んでくれたので助かった。
 
 バスセンターの屋上は、雨のためだろうか、それとも平日だからだろうか、昨日よりもはるかに少なかった。人員を確認して階下に降りてバスに乗り込む。学校登山だろうか、子どもたちがたくさんバスから降りてきた。

 
 立山町の入浴施設へと向かう。施設の直前で稲光がし始め、バスはその雨雲の下へ突入していく感じになった。ゲリラ的集中豪雨。温泉で汗を流し、昼食をいただく。どしゃぶりの雨が降り続いていたが、再びバスに乗る時には上がっていた。
 
 上越へは予定よりも早く着いたが、ムッとするような暑さだった。

 
5日 6日 2012年の記録