2012年08月19日
爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳
(二日目)
穂高の会
 
爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳(二日目)の写真
 
冷池山荘 5:08 爺ヶ岳南峰下 11:10
布引岳 6:10-6:17 種池山荘 11:48-13:26
鹿島槍ヶ岳南峰 7:10-7:34 登山口 14:51
布引岳 8:10-8:18 駐車場 14:56
冷池山荘 9:00-9:38 登山口 15:01-15:04
冷乗越 9:55 大町温泉郷薬師の湯 15:15-16:23
爺ヶ岳北峰下 10:36 自宅 18:54
爺ヶ岳中峰下 10:57    
 
爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳(一日目)のルート図を参照してください
 
 朝食を弁当にしてもらって出発する。

 
 青空が広がっていた。チングルマの車毛に朝露が着き、それに朝陽が当たってキラキラ光っている。イブキトラノオの群落やハクサンフウロ、クルマユリなども咲いている。キャンプ場を過ぎると立山や剣岳が大きく見えてくる。特に剣岳は、大窓から小窓、三の窓までよく見渡せる。遠くに槍ヶ岳の頭が見え、富士山から八ヶ岳も遠望できた。
 
 布引岳まで上がると、イワオウギとともにタイツリオウギが大きな膨らんだ実をたくさん着けていた。振り返ると槍の全体とそれに続く穂高連峰も見えるようになる。前方は鹿島槍の双耳峰が大きくなり、東に延びる手前の東尾根、その奥の天狗尾根、さらに遠く妙高・火打から雨飾の頸城連山も見える。そんな展望を楽しみながら鹿島槍の登りにかかる。
 
 南峰には、たくさんの登山者がいた。五竜岳から唐松岳、そして白馬まで続く後立の稜線。キレット小屋が岩稜の間に見える。北峰からそちらに向かう人たちが先を急いで降りていく。我々は北峰には行く予定がないので、景色を堪能して下ることにする。
 
 少しづつ雲が空を覆い始めた。天気は下り坂のようである。
 
 冷池山荘で荷物をまとめる間にも、赤岩尾根を下るかどうか思案する。時間は一時間ほど違うがタクシー代がかかる。結論は「予定通り柏原新道を下る」ということに。それが無難だ。予定変更は何かと問題である。
 爺ヶ岳への登りが戻り道の最初の関門。天候はどんどん悪くなってきている。だが焦りは禁物。
 種池山荘では、昨日と同じ場所を借りて昼食。人の数も同じくらいか。
 
 長い下りが始まる。山荘をでるとすぐ、雨になってしまった。追い抜いていく人。下から上がってくる人。こちらはのんびり。扇沢の駐車場が見えてからが長い。
 
 「駐車場までの登りが大変かな」と思い、先に降りて、車を登山口まで移動する。

 
 大町温泉郷の薬師の湯で汗を流す。

 
 二日間とも昼少し前から雨に降られたが、大振りすることもなく、たくさんの花花と山々を堪能することができた。

 
18日 19日 2012年の記録