中アルプスは見た目よりもかなり厳しい山です。 宝剣山荘から宝剣岳は、すぐそこに見えます。しかし岩場の連続です。
真新しい鎖がずっと張られていて、ホールドとスタンスはしっかりしていますから、そんなに危険はないのですが、慣れない人たちにはハードな登りです。
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宝剣山頂に青年が登っていました。
下りの方が気を使います。下まで見えますから、怖さが先に立つのでしょう。
猿が10頭ほど、大きなボス猿を先頭に、目の前を移動していきました。彼らにはこの程度の岩場は、へっちゃらなようです。 |
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時期的には8月も下旬に入っていましたので、花期は終わりに近づいていましたので、期待はしていませんでした。
それが、思わぬところにあったのでした。それも白花です。付近を見渡しましたが、たったこれだけです。ピンクのコマクサすらありません。何とも不思議な感じです。
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木曽駒ヶ岳のコマクサ
中央アルプスのコマクサは明治・大正期に薬草として採り尽くされほぼ絶滅したと考えられている。・・・1960年頃からコマクサの生育が確認されていて、2011年現在宝剣山荘や西駒山荘周辺などで生育しているものは、駒ヶ根営林署や個人が植えたものである。増殖したものの盗掘が確認されている。また木曽駒ヶ岳山頂部でも、植えたものが生育している。(ウィキペディア)
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左、トウヤクリンドウ、ガスの中では開いていない。
右、ヒメウスユキソウはエーデルワイスに近い。 |
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チングルマとは違うなと見たらチョウノスケソウでした。 |
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ヒナコゴメグサ。小さくて5cm程 |
ハクサンフウロ |
ヒメシャジン |
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檜尾岳への登りで、宝剣岳の下りで追い越していった人が戻ってきました。レンジャーでした。
「どちらまで行かれますか。」
「空木岳までの予定です。」
「追い越した時からここまでしか来ていませんよね。とても無理だと思いますよ。」
「実は、どうしようか思案していたところです。」
「檜尾に避難小屋がありますので、そこで泊まられたらどうですか。食料はありますか。」
「食料は何とかなります。」
「寝袋などが置いてありますよ。」
「わかりました。そうします。」
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檜尾岳の直下にお花畑が広がっていました。
ハイマツの縞枯れというのは、初めてみました。 |
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ウサギギクの群落がありました。
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避難小屋から5分ほどの所にある水場の周辺は、ヨツバシオガマが満開でした。
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