2015年08月23日
中央アルプス縦走
2日目
宝剣岳(ほうけんだけ=2931m)     
     〜檜尾岳(ひのきおだけ=2728.0m)
 
中央アルプス縦走2日目の写真
 
宝剣山荘 6:00 濁沢大峰 9:37-9:43
宝剣岳 6:24-6:33 鞍部 10:50-11:07
三ノ沢分岐 7:35-7:47 檜尾岳 11:51-12:18
極楽平 7:57 檜尾避難小屋 12:33
島田娘 8:08    
 
20150823 中央アルプス縦走 ルート図
 
 中アルプスは見た目よりもかなり厳しい山です。
 宝剣山荘から宝剣岳は、すぐそこに見えます。しかし岩場の連続です。
 真新しい鎖がずっと張られていて、ホールドとスタンスはしっかりしていますから、そんなに危険はないのですが、慣れない人たちにはハードな登りです。
 
 
 宝剣山頂に青年が登っていました。

 下りの方が気を使います。下まで見えますから、怖さが先に立つのでしょう。

 猿が10頭ほど、大きなボス猿を先頭に、目の前を移動していきました。彼らにはこの程度の岩場は、へっちゃらなようです。
 
 時期的には8月も下旬に入っていましたので、花期は終わりに近づいていましたので、期待はしていませんでした。
 それが、思わぬところにあったのでした。それも白花です。付近を見渡しましたが、たったこれだけです。ピンクのコマクサすらありません。何とも不思議な感じです。
 
 木曽駒ヶ岳のコマクサ

 中央アルプスのコマクサは明治・大正期に薬草として採り尽くされほぼ絶滅したと考えられている。・・・1960年頃からコマクサの生育が確認されていて、2011年現在宝剣山荘や西駒山荘周辺などで生育しているものは、駒ヶ根営林署や個人が植えたものである。増殖したものの盗掘が確認されている。また木曽駒ヶ岳山頂部でも、植えたものが生育している。(ウィキペディア)
左、トウヤクリンドウ、ガスの中では開いていない。

右、ヒメウスユキソウはエーデルワイスに近い。
 チングルマとは違うなと見たらチョウノスケソウでした。
 ヒナコゴメグサ。小さくて5cm程  ハクサンフウロ  ヒメシャジン
 
 檜尾岳への登りで、宝剣岳の下りで追い越していった人が戻ってきました。レンジャーでした。
 「どちらまで行かれますか。」
 「空木岳までの予定です。」
 「追い越した時からここまでしか来ていませんよね。とても無理だと思いますよ。」
 「実は、どうしようか思案していたところです。」
 「檜尾に避難小屋がありますので、そこで泊まられたらどうですか。食料はありますか。」
 「食料は何とかなります。」
 「寝袋などが置いてありますよ。」
 「わかりました。そうします。」
 
 檜尾岳の直下にお花畑が広がっていました。

 ハイマツの縞枯れというのは、初めてみました。
 
 ウサギギクの群落がありました。
 
 
 避難小屋から5分ほどの所にある水場の周辺は、ヨツバシオガマが満開でした。
 
 
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