2016年07月19日
南八ヶ岳縦走−3日目
やまびこ荘〜稲子湯
 
南八ヶ岳縦走−3日目の写真
 
やまびこ荘 6:15 佐久平駅 15:12-15:31
本沢温泉 7:40-8:05 長野駅 15:53-15:58
みどり池分岐 8:12 上越妙高駅 16:20-16:35
みどり池
(しらびそ小屋)
9:41-9:59 高田駅 16:42-16:45
稲子湯 11:46-13:25 自宅 16:55
小海駅 14:00-14:24    
 
20160719 南八ヶ岳縦走−3日目 ルート図
 
 天狗岳から麦草峠に降りる予定を変更して、本沢温泉から稲子湯に降りることにした。
【左】ご来光
【右】やまびこ荘
 ほとんど緩やかな下りだが、夏沢峠からの下りはかなりの急傾斜だ。どんどん高度を下げていく。樹林帯の中なので、さわやか。
 ハクサンシャクナゲが盛りは過ぎていたが、山一面に咲いていた。しばらくして右手が大きく開け、下の川原に護岸工事をしたようなものが見えた。すぐに「野天風呂」の看板。寄ってみる。護岸工事跡のように見えたのは、野天風呂の囲いだったのだ。真っ正面に硫黄岳の爆裂火口が圧倒してくる。
 本沢温泉。玄関のチャイムを何回鳴らしても、入口の鐘をたたいても、誰も出てこない。平日ということで、外作業にでも行っているのだろうか。
 「四駆なら可」という道を下る。この道は、稲子小屋から小海へと通じていて、途中までタクシーが入るらしい。すぐに「みどり池へ」の看板。左折して登山道に入る。本日最大の登りをゆっくりと登る。
 根石岳からの尾根を等高線に沿うように道がある。トロッコの線路が放置されていた。林用軌道の跡を登山道にしているのだ。笹ヶ峰の夢見平遊歩道と雰囲気も似ている。そんな平坦な道だから、所々に湿地がある。クリンソウの群落があるが、花は終わっていた。

 みどり池畔にはしらびそ小屋が建っている。ここも誰もいなかった。池越しに東天狗岳がそびえたっている。
【左】稲子岳南壁
【右】東天狗岳
 ガサガサッと音がした。「アッ、リス」餌付けされているのだろう、木の洞(うろ)に頭を突っ込んではヒマワリの実を器用に食べている。軒下のトタンに蒔かれたヒマワリの種には、ウソがやってきてついばんでいた。なんとものどか。
 稲子湯へ向かってひたすら下る。急な下りはないのだが、長い。
 やがて車道に出る。それからが長く感じた。その車道を突っ切って降りていく。稲子湯について、ホッとする。
 稲子湯。まずは入浴。旅の疲れと汗を流す。湯船の脇に水が出ていた。コップがあるので飲んでみた。口の中で「シュワッ」と弾ける。炭酸水だ。
 湯上がりに生ビールをいただく。すべて吹っ飛んでいく。至福のひと時。
 呼んでもらったタクシーで小海駅へ。佐久平駅から北陸新幹線に乗り、長野で乗り換えて上越妙高駅へ。さらにトキ鉄で高田に着いた。家に着いたのはまだ5時前だった。
 
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