7日8日と、遊歩会の定例山行(参加者25名)で白馬岳へ行って来ました。両日とも、絶好の登山日和でした。というか、あまりに暑すぎて、午後に入ると皆バテ気味で、なかなかピッチが上がらないという状況でした。それでも全員元気に戻ることができました。
1日目 猿倉→大雪渓→白馬山荘(泊)
2日目 白馬山荘→白馬岳→小蓮華岳→白馬大池→栂池高原 |
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長野からオリンピック道路を通って、白馬駅前へ。白馬山荘の事務所で貸しアイゼンを借り、細野のバスターミナルで、現地バスに乗り換え。もうかなり気温が上がってきていました。 |
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猿倉で登山届などを提出して、出発。車道と山道を交互に進みますが、風がなく猛烈な暑さです。白馬尻の小屋が見えても涼風は吹いてきません。
大雪渓は大幅に縮小していました。例年ですと小屋のすぐ近くから雪渓に出るため、ここでアイゼン装着となるのですが、雪渓ははるか彼方です。これじゃあ、涼風が吹き渡ってこないわけだ。 |
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白馬尻の小屋から1時間余り歩いてやっと、雪上に出るという状況でした。ガラ場の平らなところでアイゼン装着。「生まれて初めてアイゼンを着けて歩く」という人が何人もいます。左右逆につけてみたりと大変です。何とか着けて、ようやく雪渓歩きです。
もう40年以上も前のことになりますが、当時こぶし山の会の募集登山で何度かこの大雪渓を登ったことがあります。当時は「軽アイゼン」なんてなかったし、「貸しアイゼン」もなかったと思います。それで参加者全員、アイゼンなど着けずに登ったものでした。遊歩会でも10年位前に登った時は、着けていなかったように思います。 |
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雪渓上部も葱平の岩陵のはるか下で終わっていました。それで、右手につけられた秋道に上がりました。下の小屋で「小雪渓は消えてしまってありませんよ」と聞いていましたが、その通り、行けども行けども雪渓はありませんでした。その代わり、お花畑が広がっていて、たくさんの高山植物を楽しむことができました。その高山植物もすでに秋の気配が漂っていました。トウヤクリンドウが盛りを迎えようとしているように見えました。例年この時期に咲いているであろうという花々は、もうすっかり峠を超えていて、部分的に名残を見ることができるという状況です。 |
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頂上宿舎を過ぎ、白馬山荘まで最後の一登り。ガスの中から建物の影がうっすらと見えた時の、安堵の顔色。ほぼ予定通りの到着でした。 |
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部屋割りが終わって、レストランの窓際に席を取り、生ビールで乾杯。いっせいに笑顔が戻りました。時おり晴れるガスの間から、頂上宿舎がそれこそ指呼の間に見えます。「あれだけ苦労したのに、こんなに近いんだね」 |
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夕食後、遊歩会には珍しく、みな早々に就寝しました。 |
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