13日〜14日、唐松岳へ行ってきました。 |
9月30日〜10月1日に計画していた遊歩会の唐松岳登山が、台風の通過で中止になりました。何か「空洞」ができた感じで落ち着きません。日帰りと1泊の計画を立てて、仲間に声をかけました。「ゆっくり登ろう」と1泊にしました。 |
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黒菱の駐車場まで上がりました。八方は、ゴンドラ乗り場近くの駐車場が、すぐ一杯になり、有料駐車場を使わなければならないケースが多々あります。その点、最近は利用者が増えたとはいっても、余裕があります。それに、ゴンドラ料金分が安い。 |
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13日は快晴。とはいっても雲海の上です。360°雲の上にそびえる山々を楽しみながらの登山です。第2ケルンまでの木道に人が連なっています。予定通り尾根コースを登りました。寒さ対策をしてきたので、暑い。 |
八方池へは帰りに寄ることにして第3ケルンへ。大展望です。北側には白馬三山が鎮座し、北東に我がふるさとの山々=雨飾から焼山、火打山、妙高山が連なり、さらに乙妻・高妻山、戸隠連山、西岳、小さな富士山のような一夜山へと続きます。そして飯綱山。南を見れば、五龍岳、そして鹿島槍ヶ岳の双耳峰がそびえています。 |
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下の樺から上の樺を過ぎると、今はもう枯れ野となったお花畑のトラバースになります。ナナカマドの赤い実が、ひと際鮮やかに見えます。 |
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扇雪渓で一休み。お印(おしるし)程度の残雪が、雪渓の名残をとどめていました。丸山に上がると、展望が開けます。白馬三山はもちろん、不帰嶮が、間近に、大きく、圧倒してきます。 |
山荘へのトラバースにかかる所で「通行止め」の標識があり、尾根ルートへ誘導されていました。下から見た時、トラバースに人っ子一人いないので「アレッ」と思っていたのです。尾根ルートは、今までは「一般道」ではなかったのですが、きれいに整備されていました。すぐに「土砂崩れ」のあとが見えました。巨大です。「大雨で崩れたのかな?」と、思いました。 |
トラバースは、五龍と鹿島槍しか見えませんでした。尾根コースは、三山と不帰も見えます。展望がグッと良くなりました。能天気にも「不幸中の幸いかな」と思いました。 |
唐松岳頂上山荘で、宿泊の手続き。今日が最終日とのこと。「インターネットではそんな情報はなかったがな!」と思いました。 |
ザックを置いて、頂上を往復することにしました。 |
鞍部から少し上がったところで、雷鳥に遭遇。雄の若鳥です。一心に何かをついばんでいました。 |
頂上では、すべてが雲に覆われ、何も見えず。 |
帰路、例の場所で再び雷鳥。向こうから駆けてきます。我々の脇を(無視しているのか)通り抜けて、上へ上へと登っていきました。 |
夕食前、缶ビールを開け、そして持参の清酒も。心地よい酔い。 |
夕食後、深い眠りに落ちました。 |