1965年08月08日
前穂高岳北尾根
涸沢定着合宿
岡村、佐々木、河原、轟、杉本
 
BC   三峰  
五六の雪渓   二峰  
五六のコル   前穂高岳  
五峰   奥穂高岳  
四峰   BC  
 
19650808 前穂高岳北尾根 ルート図
※ 地図は、記録と記憶をもとに作成しました。
 
 BCを出発し、涸沢池の平のガレ場を登る。前穂東稜五六のコル下の雪渓へ行く。
 アオノツガザクラ、ミヤマキンポウゲが咲き乱れている。雪渓では、ストップとグリセードの練習。グリセードは、高妻で2度滑っているが、ストップは初めて。なかなかうまくいかない。雪がバンドやポケットに入る。終わった後の水と乾パンのうまさ。
 五六のコルはかなり広く、左側に奥又白へ行く道がある。
 五峰は頂上がちょっと分からない変なところだと思っていたら、四峰に一番近いところに、Peak があった。ここで記念撮影。
 四五のコルへ降り、四峰へ登り始める。道が分からなくて左へトラバース。これが大変。変なガレ場をトラバースさせられてヒヤヒヤ。
 四峰の稜線に出ると、正面にDフェースや右岩陵etc、前穂の岩場が目を見張らせた。ワーー、10パーティほど取り付いている。
 四峰の頂上近くに来た時、赤茶けたfaceから、大きな落石があった。
 三四ノコルから三峰に移る。ここは面白かった。大きなドーム状のチムニーにチェックストーンがあり、下をくぐったりして、いつの間にやら三峰のpeakについてしまった。もう、二峰、主峰はすぐそこだ。
 主峰からの眺めは良かった。南中北アルプスを一望の下に納め、焼岳の噴煙、殊に富士はその高さを誇り、槍もその先端を尖らせていた。
 これから奥穂へ吊り尾根を通って行く。奥穂、3190m日本第3位。初めて(いや2回目、なぜなら前穂3090m)の3000m。何とも言えない、いい気持ち。
 一気に穂高岳山荘まで下る。ここからまたザイテングラードを下って、涸沢へ。ここを通って山荘へ行く人も多い。
 
※ 8日の記録ノート
 
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