久しぶりに汽車で出発。だが高田駅にはまだ誰も来ていなかった。7時ちょうど頃に古木、木島両氏が到着。さらに大島君がバスで行ってきた。 |
妙高高原駅に着くとバスはすでに発車の準備をして待っていた。平日の為かまだスキー客も少ない。 |
池の平の終点で下車。準備を整えて出発。リフトは全くだめかと思いつつ、第一リフト下まで来ると動いているではないか。発券所のおばさんに聞いたら「動いているのは第一リフトだけ」とのこと。それにしても良かった。しかしそう思ったのもつかの間、リフトに乗ってからが大変。荷物は重いし、風は強く冷たい。この厳しい試練にやっとのことで耐え抜き、リフトを降りた。たったの15分がなんと長く感じたことか。 |
これから長いラッセルが始まる雪は膝上10cmくらい。スキー場の真っ只中に一本の踏み跡が走る。それは自然に挑む登山者の生の証拠だ。吹雪は一向に止みそうもない。むしろ雪は多くなっている。 |
第4リフトから上はもう本当の山だ。長野工業の赤旗が残っている。トレースはない。先週の日曜日あたりに登ったのか。雪の量も多くなりザックを降ろしてラッセルだ。それでも腰の辺りまである。ザックを取りに戻ると、雪で真っ白だ。 |
やっと「要」に出た。案内図と同じ高さぐらいの雪だ約2mか。 |
ここからは斜面を切り開いた道だ。雪量が多く、胸まである。上部から時々雪崩がある。だが小さいのでさほど危険はない。 |
ふと後ろを振り返ると数人の男たちがやってくるではないか。それも我々が苦労に苦労を重ねて作ってきたトレースの上を楽々と行ってくるではないか。頭にくること。 |
4人集まったところで大休止。追い越させた後は、彼らにラッセルをしてもらわねば。苦労は共に分かち合うところに良さがある。 |
川原までに時間2時30分もの時間がかかった。彼らのラッセルは、大変遅いのだ。我々の約2/3のスピードか。砂防工事の人だ。 |
川原から再びラッセルが始まる。今度は斜面も急だ。150mくらいやって、ザックを取りに戻った。追い付くと、古木くんに変わった木島さんが「小屋が見えた」と言っているあと50mくらいか。 |
もう辺りは暗くなりかかり、雪面の凹凸を見分けるのが難しい。最後のひと頑張り、やっとヒュッテに着いた。もう暗いので今日はテントを張らず、小屋に泊まる事にした。食事をし、7時半頃寝た。 |
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高田〜妙高高原 |
140 |
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第一リフト |
90 |
妙高高原〜池の平 (荷物賃含) |
75 |
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