1973年12月08日
妙高山冬山訓練
(2日目)
10人
 
起床 7:00 大谷ヒュッテ発 14:50
大谷ヒュッテ 10:30 大谷ヒュッテ着 15:20
光善寺池 12:30-13:15 テント設営 15:40-17:00
大谷ヒュッテ着 13:30    
 
 よく寝た。外は晴れているらしい。食事をし、トイレにいって、ようやく出発。昨夜の雪で、積雪はまた増えている。天狗堂の下の物見を目指して登る。ウサギが一匹、我々の足音に驚いて、飛び出していった。
 空は雲ひとつない晴天。春のように暖かい。眼下に野尻湖が鏡のように輝いている。
 トランシーバーを持っていた古木君が、11時の更新で、天狗堂だと言っていた。まだ半分も来ていないというのに。それにしても後発隊は、列車が遅れたとかでまだそんなに進んでいない様子だ。
 天狗堂へは出ないで、光善寺池を直接目指すことにした。斜面は急になりラッセルが厳しい。大島君が雪庇状になった斜面を乗り切った。
 光善寺池は雪で埋まっていた。道標は埋まり、大島君がいくら探しても見つからなかった。3m近い積雪か。
 13時の更新を終わって下山。下りは早い。ステップを崩さないように降りる。明日のために。
 ヒュッテではすぐに昼食の用意。まずラーメン。そして汁粉。よく食べた。それもそのはずもう2時過ぎだ。
 木島氏と大島君が小屋内を片付けることにし、小生と古木君が下へ迎えに行くことにした。川原まで約5分。ちょうど川原に着いたところだ。長野山岳会の8名(男4女4)も一緒。要からは、トレースが全くなかったとのこと。
 今日は小屋から出てテントを張ることにした。先発隊4名は新テント。後発隊6名は大テント。
 テントを張り終える頃より、また粉雪が降り始めた。食事が済ん頃には30cmぐらいにもなっていた。トレースはどうなるか心配だ。
こぶし山の会機関誌「こぶし」第3号の記事
 
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