1973年12月30日
唐松・五龍岳
(1日目)
7人
 
高田 7:22 展望台 13:10-13:45
直江津 7:40 第1ケルン 14:20
糸魚川 8:48-8:57 八方山(K2) 15:00
白馬 10:40-11:00 テント設営 15:35
山麓駅 11:50    
 
 雪のため列車は遅れていた。白馬駅には10時5分着の予定が30分も遅れたのだ。おまけに細野行きのバスは運休。道路が混雑しているためだ。仕方なしに歩くことにした。
 山麓駅はスキーヤーでいっぱいだ。重い荷物を持っている我々は、何か合わないようだ。やっとケーブルに乗り兎平へ。荷物は別だ。さらにリフトで展望台へ。
 リフトから降りてびっくり。あの長野山岳会の連中がまたいたのだ。戸隠、妙高に続いて3度目。不思議な縁だ。
 昼食をとってなかったので、上の食堂へ入った。注文したのは3人だけ、あとは握り飯を食べた。
 風が強まる。吹雪となった。八方尾根を登り始める。既にいくつかのパーティーが入山しているので、ラッセルの心配はない。
 第一ケルンはすぐそこだった。すぐ前を歩いていたパーティーがここで止まったが、我々はさらに進んだ。大きな建物が雪の中に立っていた。旅館らしい。後ろからついてきた女性が、この中に入っていった。しかし、よくこんな高い所まで建物を建てたものだ。こうして貴重な自然が壊されるのかと思うと恐ろしくなる。
 予定では第三ケルンまで行くことになっていたが、時間も経ったことだし、第2ケルンでテントを張ることにした。既に二つのテントが張ってあった。我々はその少し上の張り跡を整備して、そこに張った。
 設営中に、我々が追い抜いてきたパーティーが上がってきて、付近にテントを張り出した。山崎、小倉、古木の三人が、スコップでブロックを積むのにはしゃいでいる。若い!
 朝、高田駅まで池田さんが見送りに来てくれた。そして「金子さんと二人で」と言って、差し入れを袋いっぱいくれた。中には、みかん14個とりんごが2個。さらにサントリーゴールドが一本とつまみが入っていた。ウイスキーは、31日の夜だけの予定だったが、変更して今日から楽しめた。
 どうもありがとう。
 
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