1974年01月13日
南八ヶ岳
赤岳〜横岳〜硫黄岳
2人
 
高田 6:16 美濃戸口 13:55-14:00
直江津 6:40-7:00 美濃戸 14:40-14:50
糸魚川 7:50-9:05 赤岳鉱泉 16:50
茅野 12:55-13:05 設営 17:30
 
 真っ暗闇の中を一人歩く。本町7丁目のバス停まで会ったのは新聞屋さん2人だけ。
 5時50分、誰もいない。バスの到着時間が近づくにつれ、数人の中年の男女が思い思いの荷物を持って行ってきた。こんなに早くから仕事をする人がいるのだ。雪の中ご苦労さん。
 直江津駅はスキーヤーでいっぱい。月曜日だから。
 糸魚川では、乗り換えで約1時間の待ち合わせ。そして茅野までの長かったこと。バス停は駅のすぐ前だ。美濃戸口までしか行かなかった。有料駐車場があり何台かの乗用車が止まっていた。雪はほとんどないのでここまでは車で来れるだろう。
 夏は自動車道となるところをたどる。時間よりも早く美濃戸に着いた。入口の小屋に無料のお茶があったので、飲んだ。阿弥陀岳が素晴らしい。一番上の小屋を過ぎると、道は凍りついてしまう。すぐ南沢と北沢の分岐点。左側を進む。はじめ、大部分自動車道を進むが、所々間道がある。やがてダムが現れ、ちょっとした平地を過ぎると、いよいよ登山道だ。
 登山道をしばらく進むと、左手から川が降りてくる。北沢だ。道はまたここで二つに分かれる。一方は川沿いに、他方は尾根を通る。我々は右に折れ、尾根道を行くことにした。
 初めは急な登りだ。ジグザグに約40分進む。美濃戸からハイペースで、同じバスで来た人を追い抜いてきたのだのが、ここら辺で、正体を現し始め、ややバテ気味。登りの時は大木だったコメツガも、道が平らになるに従い低くなってきた。
 と、見る間に、下の沢めがけて50mほど下る。そして沢筋の道と合流し、川を渡るともう小屋はすぐそこだ。
 適当な平地を見つけてテントを設営した。チラチラと雪が降り出した。それに風の冷たいこと。
 8時30分寝る。
 予定では、美濃戸泊まりだったが、変更して赤岳鉱泉まで入った。
※ 翌年からの冬の八ヶ岳の切っ掛けをつくった山行でした。
 
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