昨日の天気とは打って変わった上天気。下山するのがもったいないくらいの天気だ。 |
ヤッケとオーバーズボンを付け、一応アイゼンを付けて下山。美濃戸へは、「入山とは別の道を」と、沢道を通った。道は曲がりくねってはいるものの、沢筋なので、勾配は緩やかだ。尾根道よりも入山に楽かもしれない。 |
頬に当たる風が大変冷たい。川の水も凍りついているのだから。 |
尾根道と合流して自動車道に出ると、もうアイゼンは不要だ。いや邪魔になる。アイゼンを外していると、そろそろ入山者が登ってくる。 |
美濃戸は、例の無料のお茶の出るところへ行って休止。おばさんの出してくれた野沢菜の漬物。食べてびっくり。ガリガリなのだ。漬け方が悪いからではなくて、凍ってしまっているのだ。この辺はそういうところなのだろう。 |
小倉氏が顔を洗い髪を水で濡らしてきた。と、見る間に髪の毛が、白く凍りついているではないか。 |
この頃より風邪がさらに悪化し、寒気がするし、耳がボーッとしてよく聞こえない。それでも時間もあることだし、入山の時に通らなかった道をできるだけ通り抜けるようにしてきた。途中小倉氏、凍ったところで転倒。「もうこれで池田さんを笑えないな」とは彼の弁。 |
美濃戸口のバス停は、既に人でいっぱい。一台のバスにギュウギュウに詰めた。それでも我々の一歩手前で終わり。そこで一策。「汽車時間に間に合わなくなるからぜひ」と。それで無事(?)乗ることができた。次のバスまで待っていたら、実際高田に着くのは夜になってしまう。 |
茅野駅には、時間より早く着いた。そしてそれからまた、長い列車の旅が始まったのである。 |